ArturiaのPigments 5のアップデート内容を音付きで解説
ArturiaさんのPigmentsがバージョン5にアップデートしました。
ほんと毎回素晴らしいアップデートでしかも今までの全てのアップデートが無料です!
バランスで考えると他のメジャーなシンセ音源より頭一つ出ている印象を私は持っています。
シンセエンジンの種類、エフェクトの種類、モジュレーション、プリセット、シーケンサどれもクオリティが高いです。
そして価格はセール時99ドルなので、他のメジャーなシンセ音源に比べ安いです。
バージョンが上がる毎にプリセットが増えて今では1500を超えます。
セール会場
Pigments 5の新機能
新しいコンテンツとサウンド
Pigments 5では1500以上のサウンドからなる新しいファクトリー・プリセット(150追加)、ウェーブテーブル、サンプルの膨大なセレクションを発見してください!3つの新しいプリセットエクスパンションバンクもPigmentsサウンドストアで利用可能になります。
Pigments 5で追加されたプリセットを少し鳴らしてみました。
こんな感じのプリセットが101新たに追加されました。
Pigmentsはバージョン毎に追加されるプリセットがBankとしてカテゴライズされているので、何が追加されたのかが判り易くて良いです。
シームレスなパフォーマンス
Pigmentsは、より多くのユーザーが簡単にこの強力なソフトシンセを探索できるように、より高いCPU効率のためにマルチコアプロセッシングを利用するようになりました。
マルチコアに対応しました。
これは非常にうれしいですね。
動画を撮りました。
大体半分位に下がりました。
あなたの創造性に火をつける
ワンクリック・シーケンス生成や新しいプレイ・モード、保存可能なプリセットやシーケンス・ブラウジングなど、要望の多かったシーケンサーの開発を探求してください。シーケンサー・ロックを使えば、どんなサウンドにもシーケンス設定を適用できます。
シーケンサーにプリセットが搭載されました。
これはかなり嬉しい機能ですね。
シーケンサの使い方が判らなくてもプリセットを適当に変更して使えます。
シーケンサーのプリセットを変更しつつ、シーケンサロックを有効にして、プリセットを変更後もシーケンサの設定が変わらない様子を動画にしました。
独自のサウンドをシェイプ&トランスフォーム
ユーティリティ・エンジンから、トラック・サイドチェイン入力を通してインストゥルメントにサウンドをルーティングすることで、Pigmentsで外部オーディオを処理できるようになりました。
要はPingmentsのエフェクトを他のオーディオに対して使う事が出来ます。
しかし、非常に残念ですが、FLStudioではこの機能は使えません。
Patcherでも試したのですが、音が出ませんでした。
一応、裏技でFastScanを使ってカテゴリを確定させないようにすれば、使えるなんて話もありますが、やらない方が良いと思います。
というのも、Pigmentsは上位互換※を持っていますので、下手すると上位互換、下位互換が崩れる可能性があります。
(要はFLStudioのプロジェクトを読む際に読み込んでくれない可能性がある)
他のDAWをお使いの方にPigments側の設定方法だけご紹介しときます。
「Synth」の画面で「UTILITY ENGINE」タブから「NOISE 2」を「Audio Input」に変更するとPigments側の準備完了です。
あとはDAW側でPingmentsにルーティングしてやればPigmentsのエフェクトを掛けられるようです。
※勘違いし易いのですが、上位互換が下位製品と互換性を持つことを言います。
スタイルで作曲
Pigmentのリフレッシュされたインターフェイスには、新しい波形ビジュアライザーやその他の機能強化とともに、改善されたプレイビューが含まれます。
あらたにPlayインターフェイスが追加されました。
プリセットを選びながらちょっと設定変更する位ならこの画面で良いんだろうなと感じました。
FXルーティングの強化
AUX FXセンドをインサート・エフェクトの前後にルーティングするかどうかを選択できるようになり、処理されたオーディオを空間エフェクトに送ることができます。
AUX FXセンドをインサート・エフェクトの前後、どちらにルーティングするか選択可能になりました。
FXA、FXBとAUXのどちらを先にするかと、FXAとFXBのどちらを先に、又はパラレルにするかを選択出来ます。
使えるエフェクトはインサートAB、AUX変わりません。
設定は下図の赤枠部分です。
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