DTMer的読書レビュー たいていのことは20時間で習得できる

読書レビュー
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DTMer的読書レビュー たいていのことは20時間で習得できる

Chillout with Beats の管理人 yosi です。

いきなりですが、本のレビューを少し書いていこうと思います。

理由は3つあります。

・昔本好きで少ないながらも年間100冊位読んでいたのでまた本を読みたくなってきた
・要点をまとめたノートがあるのに全然活用出来ていない
・DTMerに役立つエッセンスをお届けしたい

あともちろんアフェリエイトと言う側面もあります。

ですが、何でもと言う訳では無く、本当におすすめする物を多くの人に知ってもらい、活用して欲しいという思いがあります。

最初の1冊ですが、久しぶりにAmazonを見たら価格が中古なのに新品より高くて驚きました。
(多分StyaHomeで需要があるんでしょうね)

たいていのことは20時間で習得できるの基本情報

ジョシュ・カウフマン  (著), 土方 奈美 (翻訳)

【目次】
第1章 自己紹介ーぼくが学習中毒になったわけ
第2章 超速スキル獲得法10のルール
第3章 効果的学習のための10の基本ルール
第4章 ヨガ
第5章 プログラミング
第6章 タッチタイピング
第7章 囲碁
第8章 ウクレレ
第9章 ウインドサーフィン
著者あとがき
謝辞
訳者あとがき

たいていのことは20時間で習得できる 要約

この本は習得しようとしているスキルをより少ない時間と労力で習得する方法を学ぶ事が出来ちゃいます。

少しタイトルがキャッチーですが、要は20時間でそのスキルを楽しい(成長している)と思える所まで持っていくというのが要点かと思います。

実際に著者が新しいスキルを20時間以内、一日90分以上練習する事無く習得する方法を知る事が出来ます。

TEDでのスピーチがあるので是非見てみて下さい。

- YouTube
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。

英語が判る方や字幕で見る場合はこちらをおすすめです。
(プレゼンなので吹き替えより臨場感があって良いです)

超速スキル獲得の4ステップ法

  1. 分解 :スキルを出来るだけ小さなサブステップに分解
  2. 学習 :賢く練習出来るように、また練習中に自己修正が出来るようにサブスキルについて十分な知識を得る
  3. 除去 :練習の邪魔になる物理的、精神的、感情的障害を取り除く
  4. 練習 :特に重要なサブスキルを少なくとも20時間練習する

スキル獲得法10のルール

1.魅力的なプロジェクトを選ぶ

まず、魅力的なプロジェクトを選ばなければならない。目当てとするスキルに夢中になるほど習得スピードはあがる。

2.一つのスキルにエネルギーを集中する

新しいスキルを身に着けるにはまとまった量の時間と関心を集中的に注ぎ込む事が必要。

「そのうちやろうとおもっている事柄リスト」を作る。

いずれやってみたいがすぐ集中する程重要ではない事柄をまとめる。優先事項に格上げしようと決めるまで考えたり行動したりする責任を一時的に棚上げする。

3.目標とするパフォーマンスレベルを明確にする

これで十分を思えるレベルを簡潔に文章にする。目標とするパフォーマンスレベルをどう設定するかはそのもそもなぜそのスキルを習得するかで決まる。

楽しみたいという動機であれば目標とするのはイライラせず、練習そのものを楽しめるようになる段階。

何かが出来るようになることが目標ならば、まず自分が許容できるパフィーマンスレベルの最低はどこか。目標とするレベルに最適なのはちょっと手を伸ばせば届く所。

4.スキルをサブスキルに分解する

たいていのスキルはサブスキルが束になっている。

スキルを出来るだけ小さいパーツに分解する。

まずはカギとなるサブスキルに集中する事で、少ない努力でたくさん上達できる。

 

5.重要なツールを手に入れる

たいていのスキルには準備すべきものがある。

予算内で入手できる最高のツールは何か。

練習を始める前に時間をとって重要なツールを確認しておくことは時間の節約につながる

 

6.練習の障害を取り除く

意思の力でテレビ、電話、メール等の障害を乗り越えようとすれば、失敗は目に見えている。

1日に行使できる意思の力には限りがある。

 

7.練習時間を確保する

付加価値の低い時間の使い方を洗い出し、それを意識的になくすこと。

実験として2~3日、自分がどのように時間を使っているか簡単に記録する。

1日あたり最低90分の練習時間を確保することをおすすめする。

そして練習を始めたら、20時間にたっするまでは何があっても続ける。

もし20時間も注ぎ込むのが嫌だと思うぐらいなら、最初から別のスキルを選んだ方がいい。

 

8.すぐにフィードバックが返って来る仕組みを作る

あなたがどれだけうまく出来ているかという情報が、なるべく速やかに返って来るようにすることだ。正確なフィードバックが返って来るまでに時間が掛かるほどスキル獲得に時間が掛かる。

ビデオカメラのような撮影機器を使えば自分のパフォーマンスをチェックする事が出来る

 

9.時計のそばで一気に練習する

スキルを練習する初期段階では、それまでに練習した時間を過大評価しやすい。

実際より長く練習しているように思えてくる。

カウントダウンが出来るタイマーで20分計ってみる

ルールは1つだけ、タイマーをスタートしたら、ベルが鳴るまではわき目もふらずに練習する

 

10.量と速さを重視する

スキルを学ぼうをすると完璧にやりたくなる。だがそれではイライラが募る。

これで十分というフォームを維持しながら出来るだけ早く、出来るだけたくさん練習する事に集中する。

睡眠学習

効果的にスキル習得、特に運動技能の習得には、スキルを長期記憶に固定するうえで重要な役割を果たす睡眠がかかせない。

最近の研究で、最大限の効果を引き出すには運動技能の練習後、4時間以内に眠るのが最適という結果が出ている。短時間の昼寝でも、全くねむらないよりまし。それより時間が空くと、脳が練習中に集めた情報を固定する知kらが阻害される。

 

ウクレレ習得メソッドの要点

・ウクレレ、弦、チューナーなど必要な用具を手に入れる

・最もよく使われるコード進行とストロークパターンを覚える事に集中

・コードとストロークをフレットボードを見ずに弾けるようになったら、意識せずにコード変更やリズムの維持が出来るまで練習を繰り返す

・歌詞と組み合わせてコード変更のタイミングを覚えてから、歌いながら弾く練習

・同じコード進行で、ストロークではなく、フィンガーピッキングで引く練習

DTMer的読書レビュー たいていのことは20時間で習得できるまとめ

20時間で習得出来るというタイトルは盛っているが、新しいスキルを学習する前に一連の項目に目を通すと早く上達出来そうですね。

あと諦めないで最低でも20時間やってみて、続けるかどうかはそれから判断すべきと読み取れました。(20時間費やせないならそもそもそんなに興味が無いということ

個人的に最も価値があったのは「最大限の効果を引き出すには運動技能の練習後、4時間以内に眠る」です。(これは昼寝でも有効だそう)

これ「運動技能」とありますが、DAWの使い方、歌、楽器、フィンガードラミング等、殆どで当てはまるのではと。(DAWの使い方も眼球運動と記憶の連動)

寝る前に90分スキルを磨く事に使うと習得が速そうです。

本の中にはウクレレ以外に著者がヨガ、プログラミング、タッチタイピング、囲碁、ウィンドサーフィンのスキルの身に着けるまでのプロセスが載っています。

これらを身に着けたい方は購入する価値がありますが、それ以外の方は上のエッセンスで物足りない場合はおすすめです。(大体抽出したから要らないと思う)

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