管理人 yosi です。
以下の様な内容で3回に分けて書いてます。
前回の内容は以下のリンクからどうぞ。
2.AudioDamageのFilterStation2を使ってKickに低音を足す+α
3.FLStudioのPatcherを使って使ってKickに低音を足す+α(本記事)
実を言うと前の二つの記事はこの記事の前振りだったりします。
では早速解説していきます。
FLStudioのPatcherを使って使ってKickに低音を足す
「Fruity Love Philter」でも出来るのですが、Patcherを使った方が良い理由が多いのです。
その為、「Fruity Love Philter」だけを使った方法は割愛します。
まずは「Patcher」をミキサーに読み込みます。
「Patcher」の中に「Fruity Love Philter」と「Fruity Stereo Shaper」を読み込み以下の様に接続します。
「Fruity Love Philter」を開きプリセットから「Mixing」->「Invert」を開きます。
何をしているかと言うと逆相を当てて元のKick音を消せるようにしています。
こうする事で「Fruity Love Philter」からどんな音が出ているのか簡単に把握する事が出来ます。
次に「Fruity Love Philter」を開きFilter名が表示されている所で右クリックから「Vanila high pass」をクリックします。
「CUT」は19%程度「RES」は最大にします。
CUTは曲のキーに合わせると良いかと思います。
詳しくは前回と前々回の記事を読んでみて下さい。
Kickを鳴らしてみて下さい。
ちょっと物足りないですよね。
Filterを「DUAL」や「TRIPLE」に変更すると少し太くなります。
これらはフィルターの角度で24、36 dB/Octave filters respectivelyです。
ここから+α部分です。
FLStudioのPatcherを使って使ってKickに低音を足す+α
低音をスパッと切りたい場合、エンベロープを使うとすっきりします。
「RES」の「IEF」を調節してリリース部分をカットします。
次に「Fruity Love Philter」はFilterを8つまでシリアルでもパラレルでも増やす事が出来ます。
そこでパラレル(標準)で増やしてもっと低音を増強してみます。
以下の動画では3つまで増やして3つ目は倍音(110Hz)に設定しています。
最後にLimiterを掛けてつぶしてアタックを強調しています。
最終的な出来上がりです。
Loopcloud DrumのMIDIエクスポートを利用してKickだけ差し替えてます。
まとめ
如何でしょうか。
DryとWetの量やDryを消す事も出来ますし、片方のみコンプやサチュレーターを掛けて潰したり歪ませる事も出来ます。
Patcherを使うとかなり音作りが自由に出来るかと思います。
ほんと便利ですね。
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