CymaticsのハーフスピードプラグインCymatics Deja Vuの紹介
Cymaticsさんから久しぶりのプラグインリリースです。
そしてそのプラグインが無料というのだから驚きです。
これが無料だと有料のプラグインの立場が無いです。
個人的な感想としてはめちゃくちゃ良いです!
有料で販売されていても全く不思議では無く、むしろ無料である事に違和感すら覚えます。
音デモ
「Cymatics Deja Vu」はいわゆるハーフスピードの効果が得られます。
何が凄いってレイテンシー無いんです。
ドラムンベース調のトラック(Bass以外)を「Cymatics Deja Vu」に掛けてます。
途中からOFFにしてドラムンベースに戻りますが、ピッチシフトのクオリティが高いです。
少しMIXを調整するとなんとも言えない良い感じになります。
(その他にもフィルターで掛かり具合の調節も可能)
概要
カスタマイズ可能なワーピングFXであらゆるサウンドを再構築
Deja Vuは、音楽的な方法でタイムストレッチとピッチシフトを行うことで、あらゆるサウンドの雰囲気やフィーリングを完全に変えるように設計されています。この “スローダウンされた “雰囲気のようなエフェクトは、数え切れないほどのモダンなポップスやヒップホップのレコードで聴くことができます。
オーディオのタイミングとリズムを完全にクリエイティブにコントロールできるこのプラグインは、私たちのチームのお気に入りの1つです。
Deja Vuには9つのユニークな拍子記号が含まれており、カスタマイズ可能なパラメーターでリアルタイムに結果を切り替えることができます。
Deja Vuで何ができるの?
Deja VuはインスピレーションのためのFXエンジンとして開発されました。メロディーをDeja Vuにかけることで、ドリーミーな “スローダウン “したアトモスフェリックな雰囲気を作り出すこともできます。
あるいは、ドラムやボーカル、あるいは完全に完成したトラックを加工して、スイッチアップを生み出す…可能性は無限です。
あらゆるサウンドのフィーリングとトーンのDNAを完全に変えることができます。
メロディ・ループ、ボーカル、ギター、曲のイントロ、スイッチアップ、そしてフル・ソングで試してみることをお勧めします。
Deja Vuは具体的にどのように機能するのですか?
Deja Vuは、オーディオを1.5倍速、2倍速、4倍速(Modeボタンで設定)にタイムストレッチします。このタイプのエフェクトは、古いテープ・マシンの再生速度を遅くした場合に聞こえるものとまったく同じです。
また、Looping機能でカスタマイズすることで、プラグインにエフェクトをループさせるタイミングを選択できます。
このようにして、曲のどのレイヤーでもDeja Vuを使用することができ、他のレイヤーとのタイミングを合わせることができます。
フォーマット
OS | 32bit | 64bit |
---|---|---|
mac | x | AU,VST3 |
Win | x | VST3 |
ダウンロード
ダウンロードにはメールアドレスの登録が必要です。
上記リンクより遷移し、名前とメールアドレスを入力してチェックボックスにチェックを入れて「Downlaod Now」をクリックします。
これでダウンロードリンクが表示されるのでOSに合ったリンクをクリックしてダウンロードします。
無料のサンプルパックPHONIX Beta Packをダウンロードしていないという方はこちらもダウンロードしておきましょう。
インストール
インストーラーなのでそのままインストールすれば大丈夫です。
フォーマットの選択でProtoolsを使っていない方はAAXのチェックボックスを外します。
まとめ
このプラグインは無料のプラグインで2023年トップ5に入る出来です。
本当に素晴らしいです。
ハーフスピードはBLEASS Slow Machineがおすすめだったのです。
機能的には殆ど同じなので、BLEASS Slow Machineをおすすめする理由が無くなってしまいました。
唯一TIME STOP機能はBLEASS Slow Machineにしかないのですが、そこまでのアドバンテージはありません。
BFに向けて無料プラグインが増えてますが、今年はクオリティが高い無料プラグインが多くなりそうな予感です。
既に無料配布されているLA-2Aのコンプは無料配布されるレベルではありません。
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