3D空間を演出できるプラグインTranspannerの紹介
今日は左右の他に後ろにも音を配置出来るプラグインTranspannerのご紹介です。
当然ながらモノ互換は無くなるので、その辺はトレードオフで、特定の環境でしか再生しない音源と決まっていればフル活用しても良いと思います。
音デモ
まずは手動で回してみました。
「rear filter」はローパスフィルターで後ろからなる音はハイがカットされます(耳の特質を再現)
オートメーションで音を回してみました。
概要
Transpannerは “pay-what-you-want “モデルで構築されており、オーディオ制作における包括性を奨励しています。皆様の貢献が、私たちの絶え間ない革新の原動力となっています。
互換性
Mac (Intel/M1/M2): macOS 10.11以降 (フォーマット: AU & VST3)
Windows (x64): Windows 10以降(フォーマット:VST3)
VST3またはAUフォーマットをサポートするDAW。特徴
360°パンニング: フェイズ・パンニングの実装により、360度のランドスケープで没入感のあるオーディオ体験をデザインできます。
リア・フィルター TranspannerはBlauertのバンド・フィルタリングを搭載しており、リア側へのパンニング時にのみ作動します。このユニークな機能により、オーディオのリア特性を向上させることができます。
ラウドスピーカーの距離 独自のラウドスピーカー・セットアップに基づき、サウンドを最適化します。クロストークのキャンセル遅延を微調整して、最高の空間オーディオ体験を実現しましょう。注:Transpannerはヘッドフォン再生でも効果的に機能します。
Transpannerで3Dオーディオのパンニングに没頭しよう
Transpannerは「Transaural Panning」からインスピレーションを得て、アンビオフォニック・クロストーク・キャンセルと位相関係の適応をもたらします。これにより、従来のステレオ・フィールドを超えた3次元のオーディオ環境を提供します。重要なことは、TranspannerはCPUに優しく、有害なアーティファクトを発生させることなく動作するように設計されており、クリーンで没入感のあるオーディオ体験を保証することです。Transpannerは “pay-what-you-want “モデルを採用しており、オーディオ制作コミュニティにおけるアクセシビリティと包括性へのコミットメントを示しています。もしあなたがTranspannerに価値を見出し、私たちの継続的な活動を支援したいとお考えであれば、私たちは感謝の気持ちを持って、どのようなご寄付でも歓迎いたします。
フォーマット
OS | 32bit | 64bit |
---|---|---|
mac | x | AU,VST3 |
Win | x | VST3 |
ダウンロード
ダウンロードにはメールアドレスの登録が必要です。
上記リンクより遷移し、該当するOSをクリックします。
そして「公平な価格を設定して下さい:」に金額(0ドル可)を入力して「これ欲しいです!」をクリック
未登録の場合はメールアドレスを聞かれますので、メールアドレスを入力して「手に入れる」をクリック
ダウンロードボタンが表示されるのでボタンをクリックします。
インストール
Winの場合はVST3なのでそのままインストールすればOKです。
FL Studioユーザの設定
私の環境だとノイズが乗りました。
「Use fixed size buffers」を有効にしたら改善しました。
設定はプラグインの歯車アイコンから「Troubleshooting」の「Use fixed size buffers」をクリックして有効です。
まとめ
3D面白いですね。
飛び道具なので、使う場面を考える必要はあります。
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