セール時間が残り少ないですが、これはおすすめです。
「TDR SlickEQ M」の「M」はマスタリングエディションと言う意味でマスタリングのワークフローに合わせて作られているんですが、個人的にはガンガン音作りで使って良いんじゃないかと思います。
例えば低音スカスカのドラムループに「LF Exciter」を使うとしっかりとした低音が付加されます。(特に素晴らしいのは「LF Exciter」を上げてもラウドネスが殆ど変わらない点です)
そして超多機能です。
各バンドにはステレオ幅を調整出来る機能も備わっています。
(ただし元々モノの音には変化しない)
例えばスネアの帯域だけ左右に広げるとかできます。
以下の動画ではスネアの帯域を見つけたら「Band Stereo」のパラメータを上げて、OnとOff(バイパス)を繰り返しています。
スネアの音に注目して聴いてみて下さい。
EQMatchもあり、取得したプロファイルを保存する事も出来ます。
ドラムで試しましたが、あまり良い結果にはなりませんでした。
(多分使い方が間違っていてマスタリングで使う様な機能なので緩く掛けるのが正しいのだと思います)
ただLo-Fi系の様な変化がはっきり大きい場合には上手く行きました。
Lo-Fi系のピアノフレーズからプロファイルを作って、ギターのループに適用しました。
そして最後の方はCymatics Originでコーラスを掛けてみました。
それでいてこの価格は凄過ぎですね。
(しかもセールで半額)
概要
TDR SlickEQ M (Mastering Edition)は、SlickEQの実績あるコンセプトを継承し、本格的なステレオイコライザーとして開発されました。マスタリングエンジニアのために開発されたSlickEQ Mは、音楽の柔軟性とオーディオの忠実性に妥協はありません。
直感的なユーザーインターフェースの背後には、驚異的な可能性が秘められています。音楽的なハイパス・ローパス・フィルターと低周波の「モノ化」セクションにより、信号の帯域幅を詳細にコントロールできます。6つのパワフルなパラメトリックフィルターバンドは、倍音、音色、ステレオイメージに正確にアクセスでき、洗練されたメタフィルターは、オーディオ信号の明るさ、硬さ、イコールラウドネスカーブに直接かつ直感的にアクセスできます。
HPとLPを除くすべてのフィルターは、パラレルEQ構成で動作します。特にEQバンドには、インダクターフィルター技術に見られる音楽的に有益な副作用をヒントに、精巧な非線形性を採用しています。また、効果的なオートゲイン機構は、EQ操作中に知覚されるラウドネスの変化を自動的に補正し、半知的な信号分析オプションは、入力信号のスペクトラムをピンクノイズ基準でマッチングさせたり、信号の可聴帯域に応じてHPとLPフィルターを自動的に設定します。
SlickEQ StandardやSlickEQ – Gentleman’s Editionと同様に、マルチレートプロセッシングスキーム(別名「インターナルリサンプリング」)と精巧な信号処理技術により、処理中に最高のシグナルインテグリティが維持されます。
Features
- 音楽的な柔軟性を重視した直観的なユーザーインターフェース
- 最先端のオーディオ処理アルゴリズムをパラレルEQ構造で実現
- 6つのフルパラメトリックEQバンドにより、ステレオの幅とバランスをスペクトルでコントロール可能
- インダクターEQテクノロジーにインスパイアされた高度なフィルター非線形性
- パワフルなHP/LPフィルター。それぞれに4つの異なる音楽的なスロープを持つ
- 専用の低周波モノラルフィルター
- ブライトネス、ハードネス、イコールラウドネスの輪郭を直接コントロールできるメタ・フィルター
- ピンクノイズ分布やカスタムリファレンスに対する入力のマッチングなど、スマートアクションを搭載
- 非常に効果的なラウドネス補正付きオートゲインコントロール
- リアルタイム・スペクトラム・アナライザーを含む拡張可能なEQディスプレイ
- 包括的なドキュメント、アンドゥ/リドゥ、A/B、高度なプリセット管理などを備えたツールバー
System Requirements
Windows
- Win XP SP2以降
- VST (32-bit / 64-bit)
- AAX (64-bit)
Mac
- macOS 10.9 or above
- VST, AU, AAX (64-bit)
重要:このソフトウェアのMac版は64ビットのみで、32ビットシステムでは動作しません。
コメント