Roland Cloudのニュースから考察したDTMの未来

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Roland Cloudのニュースから考察したDTMの未来

Chillout with Beats の yosi です。

2019-08-17 少し追記をしました。
2019-04-02 5Gに関する内容を追記

勝手にDTMの未来を結構真剣に考察してみました。

きっかけは以下の記事

Roland Cloud Debuts Techno Suite of Patches & Patterns

要はRoland Cloudでテクノ向きのパッチとパターンが提供されましたという事です。

なずはRoland Cloudについて簡単に触れます。

Roland Cloudについて

Roland CloudはRolandの過去の製品でソフトウェア化されたものを月2300円弱(記事を書いている時点でのレート)で全て使えるサービスです。($20/月)

2019 03 13 11h29 13

使えるようになるシンセはちょっと簡単に並べますが、TB-303、JUNO-106、JUPITER-8、SH-101、TR-808、TR-909、Sound Canvas等など。まだまだあります。

総額$4000以上のソフトを月々2300円弱で使えるのは魅力的です。

30日間のトライアルもあります。

今回のニュースについて

今回提供されるTechno Suiteはアシッドテクノに合ったの音色パッチ、パターンが提供されます。

TB-303、TR-808、TR909のパターンが、イントロ、グルーブ、ブレイクダウン、ドロップとそれぞれ用意されていて、繋げば曲が出来てしまうというものです。

コンストラクションキットについて

今までコンストラクションキットというのは多くありましたが、ジャンルに合わせたシンセ群とそのパッチとパターンがまとめて提供されるのはあまりなかったように思います。

コンストラクションキットは既に短い曲が出来ていて、その曲内で使われているパッチ、サンプルが別途収録されているパターンです。

また、そのコンストラクションキットだけで完結出来ることはまずなく、他にサンプラーやドラムマシーンといったものが必要であることが多いです。

あとはWAVデータの場合、キーやスケールを変更する事が困難です。
(出来ても過度な変更は不自然になる)

Techno Suiteとコンストラクションキットの違い

今回のTechno Suiteはパターンである為、キーやスケールの変更は容易です。

また、ドラムに関しても同様で簡単に変更が可能です。

このパターンはMIDIデータと同じである為、容量が小さく済みます。

DTMの未来

ここからは今までの流れを踏まえ、勝手にDTMの未来を予想してみます。

これはあくまでも上の階層に絞った話です。
(プロの世界ではアナログとデジタルの融合が更に進み、アナログの価値がますます上がると思います)

第一段階(今)

各社からジャンルに特化したコンストラクションキットやシンセ、ベース、ドラムのパッチ等の提供が行われています。

ある程度のエフェクト処理もされていますので、組み合わせて鳴らすだけでそれなりのものが出来ます。

ただ、WAV等の場合、キーやスケールの変更、最後のマスタリングや配信に関連する所は少しずつ出てきている状況かと思います。

第二段階

AI機能を搭載したDAWが出てくると推測します。(既にAIを謳っているDAWも存在するにはするようですが・・・)

それに伴い、各種データをクラウドで随時更新されるようになるのではないかと。

あとはレコメンド機能。

例えば、ジャンルからそれに合ったコード進行をおすすめしてくれるとか、ジャンルに合うシンセ音、ドラム、ベースを選んでくれる。

ベースやドラムはパターンを選べばコードに合わせて自動作成される。

AI機能による自動作詞、作詞の補助なんかも出てくるでしょう。

既にAIりんな等ありますが、AIで歌うサービスはもう少し時間が必要に感じます。

第三段階

殆どの作業がクラウド上での作業になるになるのではないでしょうか。

通信速度の向上によりリアルタイム性が上がり、ローカルでの作業が必要なくなると予想します。

歌もAIが歌い好みの曲を作ってくれる時代へと突入します。

ただ、人間は自分でやりたいものです。そういう人向けに、雰囲気を選ぶだけで好みのジャンルの曲が作れるサービスが出てくるでしょう。

マスタリングもクラウド上で最適化され、配信まで数クリックで出来てします時代が来るのではないでしょうか。(クリックという概念が変わっている可能性もあり)

2019-04-02 追記

5Gが2020年のオリンピックに向けてインフラが整い始めます。
そう考えると2020年から5年で普通に使われる世の中になっていると思います。

ソース 総務省の5G回線数の予測

そして既にGoogleのStadiaの構想を発表しており、2019年にローンチ予定とのこと。

ソース

この技術は今の所、Gameに的を絞っていますが、

技術的にAudioやGraphicにも適用できることだと思います。

と考えると2025年には今のDTMというスタイルとは違う音楽を作るプラットフォームが存在していると予想出来ます。

2019-08-17 追記

最近の流れから考えられるのはアナログ機器をクラウド経由で操作するというサービスが今後増えると予想しています。

例えばバーチャルモジュラーをWEB経由でGUIを操ると実際のモジュラーがパッチングやノブが動いて実機の音をウェブを通して聴ける(録音)サービス。

デジタルパッチベイやデジタル制御で電圧をコントロールすれば十分可能だと思います。

 

まとめ

如何でしょうか。

勝手に妄想してみましたが、全てが外れるとも思っていません。

うーん、なにはともあれRoland Cloud魅力的だな。

 

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