RaphaelradnaのDSSアルゴリズムを実装したシンセ音源Xenosの紹介
今日はちょっと変わったシンセ音源Xenosのご紹介です。
DSSアルゴリズムについては付属マニュアルに記載があるので興味がある方は読んでみて下さい。
肝心の音ですが、一般的な使い方には向かないと思います。
シンセちょっとパラメータを動かすだけで他のシンセとは異なる変な音が出ます。
IDMの様なジャンルでノイズ生成で使うと良いんじゃないかと思います。
音デモ
エフェクト一切なしの音です。
途中からパラメータを変えていきます。
ShaperBox 3を掛けてみました。
もはや作ろうと思って作れる音ではないですね。
概要
Xenos は、Iannis Xenakis が発明した Dynamic Stochastic Synthesis (DSS) アルゴリズムを実装・拡張したバーチャル・インストゥルメント・プラグインです。JUCEフレームワークを用いてC++でプログラミングされたXenosは、オープンソースで、クロスプラットフォームであり、多くのプラグインフォーマットでビルドすることができます。
主な特徴は以下の通りです。
- 本格的なDSSエンジン
- Xenharmonicピッチクォンタイザー
- Scalaフォーマットでのカスタムスケールインポート
- それぞれ最大2つのパラメータを持つ10種類の確率分布
- 1次および2次のランダムウォーク
- 波周期あたりのセグメント数を変更可能
- 可変のアンプリチュード・エンベロープ
- ポリフォニック(デフォルトで64ボイス)
- MIDI実装(ノート、サスティン、ピッチベンド)
- 外部MIDIコントローラーの割り当て
- パラメーター・オートメーション
- シンプルで合理的なインターフェイス
- フリーでオープンソース
- Xenosは、Meta-Xenakis Global Symposiumで初めて発表され、カリフォルニア大学サンタバーバラ校のMedia Arts and Technology (MAT) プログラムで修士号を取得した作品である。
ダウンロード
ダウンロードは登録不要で出来ます。
上記リンクより遷移し、「Assets」から該当するOSのリンクをクリックするとダウンロードが始まります。
インストール
Winの場合はダウンロードしたファイルを解凍し、中の「Xenos.vst3」を以下のPathに入れればインストール完了です。
C:\Program Files\Common Files\VST3
まとめ
Lo-Fiっぽい音も出なくはなかったのですが、これ使うなら他の音源使った方が良いなってなりました。
IDMみたいな音楽のノイズを生成するには良いのかなぁと思います。
コメント