FLStudioの使い方 Patcherでアナログディレイの再現方法2
管理人 yosi です。
Patcherでアナログディレイの再現方法の続きです。
見ていない方はまずは以下の記事を見てみて下さい。

今回は古いテープディレイでピッチが揺れるような感じにします。(と言っても実機持ってませんが)
構想を練る
Delay音のピッチを不安定に揺らすします。
今回は原音にも前回Feedbackに掛けたIRを使います。(LoFi感を出す為)
実装
まず、Delay音のピッチを揺らす方法ですが、単純なモジュレーションでは綺麗な周期になってしまう為、今回の目的には合いません。
そこで、Pitcherを使いました。
以下のように配置しました。
Pitcherを「Add Plugins」から追加して接続するのと、Fruity Convolverも同様に追加して、Dry音に接続します。
以下のノブを使ってPitcherのSpeedをコントロールできるようにしました。
Surfaceを使ったパラメータのアサイン方法
Patcherの中に複数のプラグインをロードしているとパラメータを少し変更したい時、かなり不便です。そこでPatcherにはパラメータを自由にアサインしてコントロール出来るSurfaceが用意されています。
使い方は簡単です。
Surfaceの編集は左上のタブでSurfaceをクリックすると開きます。
右クリックからControlを追加します。
今回はノブにします。
ノブを追加したら、好きな場所に配置し、名前、種類、大きさ等を変更してエディットモードから抜けます。(スパナのアイコンクリックでエディットモードから抜けます)
ノブを追加してMap画面に戻るとSurfaceに赤いコネクタが追加されています。
今度は動かしたいパラメータ上で「Activate」をクリックします。
今回はPitcherの「Speed」を動かしたいので、「Speed」ノブを「Activate」します。
これでSurfaceと同様に赤いコネクタがPitcherにも追加されます。
Surfaceのコネクタと接続すれば「Speed」ノブとSurfaceのノブがリンクして動作します。
複数接続出来るので、同時に複数のパラメータを一つのノブから操作する事が出来ます。
当たり前ですが、このSurfaceのノブをオートメーションする事が可能なので、同じ動きをするのであれば、まとめてしまった方がすっきりします。
今回もPatcerのファイルを公開します。
Analog Delay2
まとめ
如何でしょうか、簡単に面白いものが作れると思います。
Patcherは自分のアイディアで色々な物が作れます。
次回は複数のパラメータをノブやボタンで動かす方法をご紹介します。
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