今日は先日ご紹介したピアノ音源Piano XSと同じデベロッパーさんと思われるORCHESTOOLSさんのシンセ音源をご紹介です。
GENESYN 2は4ジェネレーターの加算合成シンセです。
加算合成はキラキラとした音を得意とするシンセサイズ方式ですね。
ただこのGENESYN 2はかなり簡略化されていて、減算合成の様なオシレーターを選択する方法がとられています。
FL StudioだとHarmlessやMorphineが加算合成シンセです。
Harmorは減算と加算のハイブリッドです。
加算合成についての説明はこちらを読んでみて下さい。
加算合成シンセ音源の特徴
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基本概念
- 加算合成は、複数の正弦波(サイン波)を加算することで音を生成します。
- 各正弦波は「部分音」(partial)または「ハーモニクス」(harmonics)と呼ばれ、これらの合成により複雑な音色が作られます。
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自由な音色設計
- 各部分音の周波数、振幅、位相を個別に設定できるため、非常に細かい音色調整が可能です。
- これにより、自然界の楽器音から電子音まで幅広い音色を生成できます。
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高精度な音質
- 加算合成はデジタル信号処理の一環として実装されることが多く、高精度でクリアな音質を提供します。
- ノイズや歪みが少なく、ピュアな音を作るのに適しています。
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複雑な音響効果
- 各部分音の時間変化を自由に設定できるため、時間的に変化する音色やエンベロープを持つ音を作成できます。
- 例えば、部分音のフェードイン・フェードアウトや周波数の変動など、動的な音色変化を容易に実現できます。
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リアルタイム処理
- 現代のシンセサイザーは高性能なプロセッサを搭載しているため、リアルタイムで複雑な加算合成を行うことができます。
- 演奏中に即時に音色を変化させることが可能です。
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サウンドデザインの柔軟性
- 加算合成は、他の合成方式(例えば減算合成やFM合成)と組み合わせることができます。
- これにより、さらに多様でユニークな音色を作り出すことが可能です。
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歴史的背景
- 加算合成は1970年代にデジタルシンセサイザーの基礎として発展しました。
- 初期の代表的なシンセサイザーには、イギリスのケンブリッジ大学で開発された「ケンブリッジ音響合成システム」などがあります。
音デモ
プリセットを鳴らしてみました。
カテゴライズされていて、使い易いです。
概要
4ジェネレーター・アディティブ・シンセのセカンド・バージョン。より多くのモジュレーター、新しく生まれ変わったユーザーインターフェイス、より優れたFXハンドリングとコントロール、プログラマブルな32ステップ・アルペジエーター、100以上のプリセット・ライブラリーなどを搭載。MIDIラーニングやハードウェアMIDIコントローラーのコンティニュアス・コントロールにアサインできる豊富なスライダー・コントロールで、リード、パッド、シンセ、サウンド・テクスチャーを作成できます。
フォーマット
OS | 32bit | 64bit |
---|---|---|
mac | x | x |
Win | x | VST3 |
ダウンロードとインストール
ダウンロード方法とインストール時の注意点などを解説します。
ダウンロード
ダウンロードは登録不要で出来ます。
上記リンクより遷移し、VST3のアイコンををクリックします。
mediafireに遷移しますので、「DOWNLOAD」をクリックするとダウンロードが始まります。
広告の画面等が新しく開きますが、閉じて大丈夫です。
インストール
ダウンロードしたファイルを解凍すると「OT GENESYN 2 x64.vst3」が入っているので、以下のフォルダに入れます。
C:\Program Files\Common Files\VST3
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