概要
Chillout with Beats の yosi です。

KOMPLETE START 付属のシンセってどんな音が出るの?

面倒な手続きしてまで入手すべきなの?
そう感じる人が多そうなので、記事にしてみました。
一回目はTRK-01 BASSです。
KompleteStartの概要は前回の記事を参考にしてください。

TRK-01 BASS
TRK-01 BASSの製品概要
TRK-01 のBass部分を抜き出したものです。以下の説明はTRK-01から抜粋しました。最後のステップシーケンサ部分がTRK-01 BASSでは未搭載です。
Bassモジュールは5つのシンセエンジンを搭載し、壮大なSuper sawからアンダーグラウンドなSine subまで、自由度の高い表現が可能です。革新的なDuckerモジュールは、独創的なサイドチェーンスタイルのエフェクトを設定でき、レベル、EQ、FXセンド、インサートエフェクトのパラメーターなど、的確なミックスカットを施すことができます。Kickモジュールと同じように、Bassは多数のモジュレーターを備え、
ステップシーケンサーで全てのパラメーターをコントロールすることができます。
マニュアルはTRK-01 PLAYの英語版がありました。エディットをしたいという人は一度目を通すと理解度が増すと思います。
TRK-01 BASSですが、プリセットを聴く限り、かなり使えそうです。
ただ、一つ残念なのはモノのみというところです。Super sawを出せるので、太いシンセ音を作れるのですが、単音しか出せないので、ベース向きという訳です。
TRK-01 BASSの使い方
TRK-01 BASSの起動方法
NativeInstsumentsの製品の特長ですが、Reaktorから起動するシンセが多数あります。
今回のTRK-01 BASSもその一つです。
そしてこのReaktorから起動するタイプのシンセを簡単に起動する為の仕掛けとして、KompleteKontrolが存在します。
KompleteKontrolからTRK-01 BASSを起動します。
まず、KompleteKontrolをDAWに読み込みます。
動画を画像の両方を用意しました。
動画での解説
画像と文字での解説
ブラウザを探すとTRK-01 BASSがありますので、クリックします。
するとプリセットが表示されますので、プリセットをダブルクリックします。
これでプリセットが読み込まれDAWから使う準備整いました。
TRK-01 BASSの音色変更
まず基本操作ですが、ノブ上でダブルクリックするとデフォルト値に戻ります。
大体のVSTが同じ動作をしますので覚えておくと便利です。
TRK-01 BASSのオシレータで音色を変える
音色を変化させる方法として一番の基本はオシレータを変更する方法です。
TRK-01 BASSではオシレータ自体を変更する方法とオシレーターの波形を少し変更する方法があります。
以下の動画ではオシレータを変更し、ノブを動かして波形を変更しています。
TRK-01 BASSのフィルターで音色を変える
次はフィルターで音色を変えます。
フィルターで音色を変える場合で最も有名なのはレゾナンスを上げてカットオフをぐりぐり動かす方法です。
2-POLE、4-POLEと言うのは角度の違いで数字が多きくなるほど鋭角になっていきます。
TRK-01 BASSに搭載されているのはLowPassFilterといってLowをPassするFilterなので低い音を通すフィルターということです。(高い音が削れてこもった音になります)
如何にそれぞれのフィルタの画像を合わせてみました。
以下の動画ではレゾナンス(RES)を最大にしてフィルターをそれぞれのPOLEで弄っています。
TRK-01 BASSのフィルターにエンベロープを掛ける
エンベロープはADSRと言ったりします。
Aはアタック、Dはディケイ、Sはサスティン、Rはリリースです。
詳しい説明は省きます。
SleepFreaksさんの所にとても判り易い解説がありますので、詳しく知りたい方は参考にして下さい。
TRK-01 BASSでフィルターにエンベロープを掛ける場合は「AUX ENV」を使います。
動画で「AUX ENV」をフィルターのカットオフに設定する方法を用意しました。
これだけでもかなり雰囲気が変わると思います。
TRK-01 BASSでポルタメントを設定する
これは動画で見た方が早いので、以下の動画を見て下さい。
ポルタメントは鍵盤続けて弾く際に、最初の鍵盤を離さないで次の鍵盤を押さえた時、なだらかに音程が変化します。設定を多きするとよりゆっくり音程が変化します。
設定は右上の歯車アイコンから変更出来ます。
TRK-01 BASSでエフェクトを掛ける
TRK-01 BASSには内蔵で4種類エフェクトがあります。
画面上部にある「EFFECTS」をクリックするとエフェクトが表示されます。
「DISROET」、「UNISON」、「FLANGER」、「PHASER」があります。
それぞれの効果は動画をとりましたので以下を見てみて下さい。
TRK-01 BASSのデモ音源
デモ音源も内容見直しと共に作り直しました。
ベースとリフをTRK-01 BASSで作りました。
ディレイにReplika XTとEchobodeを使っています。リバーブの様なアンビエント感がReplika XTで少しピッチが揺らいでいるディレイとして聞こえるのがEchobodeです。
ドラムはNEWSCOOLを使ってみました。全然使ってなかったのですが、プリセットを変更するだけでかなり独特なドラムパターンが楽しめます。これはもっと使うべきなのかもしれません。
ベースのみです。303的な感じで、フィルターのカットオフをオートメーションしています。
ドラムとリフを追加したのがこれ。リフは私の大好きなGrossBeatをかましてリピートの効果を出しています。

遊びでTRK-01 BASSを3本重ねて太いリードシンセを作ってみました。コーラスとリバーブを重ねていますが、図太い音がでます。色々使い勝手良さそうなんだけどポリにするのは難しいのかMassiveXと被らないようにする為なのか・・・
TRK-01 BASSのまとめ
303の様なスライドを効かせた音や、リフで使いえる様な綺麗な音まで無料とは思えない音がでます。
面倒でも登録して無料でゲットする価値がTRK-01 BASSだけでもありますね。
でもNativeInstsumentsの製品を使うとハードウェアコントローラーがどうしても欲しくなります。
これがNativeInstsumentsの狙いでしょうけど。
コメント