HY-PluginsのMIDIシーケンサープラグインHY-SeqCollection2(M5816 Seq)の使い方
HY-SeqCollection2のM5816 Seqの使い方です。
こんな感じです。
個人的にかなり好きな感じです。
HY-SeqCollection2の他のSEQについては順次書いていっています。
こちらの記事も是非どうぞ。
この記事は以下の内容でお送りします。
・M5816 Seqのパラメータ解説
M5816 Seqの概要
このシーケンサーモードは、RyktnkのM185 mk2シーケンサーにインスパイアされたものです。
各ステップは、2~4の値で繰り返したり、分割したりすることができます。
RyktnkのM185 mk2というアナログシーケンサーにインスパイヤされたそうです。
動画がありました。
ちょっと判り難いですが、ステップが分割されている所がありますね。
8ステップ目の分割を4つ、10ステップ目の分割を3つ、12ステップ目の分割を2つにしてみました。
イメージつかみやすいかと思います。
M5816 Seqのパラメータ解説
②Main Panel Parameters
①Sub Panel Parameters
基本他のシーケンサーと同じ部分が多いです。
①Running directions
シーケンスの進む方向です。
>: 進行方向にシーケンスが進みます。: 1 > 2 > 3 > 4
<: 進行方向とは逆にシーケンスが進みます。: 4 > 3 > 2 > 1
><1: は次の様に進みます。: 1 > 2 > 3 > 4 > 3 > 2 > 1 > 2…
末尾まで進んだ後、すぐ戻る為、全体としては1つ少なくなります。
ですからシーケンスを1周する毎に1ステップずれていきます。
><2: は次の様に進みます。: 1 > 2 > 3 > 4 > 4 > 3 > 2 > 1 > 1 > 2…
こちらは末尾のステップを2回再生しますので全くズレません。
R1: Random1: シーケンサーは完全にランダム化されています。
「R1」は毎回すべての値からランダムで次に進むステップを選出します。
R2: Random2: このモードでは、ステップの順番がランダムになります。
「R2」は一度進んだステップには全部のステップを再生するまで選ばれなくなります。
「R2」は偏りを排除したランダムです。
②Shuffle: シャッフル量±100
シャフル機能です。
このパラメータもAcidシーケンサーと変わりませんので同じ動画を使い回してます。
③P-Shift: シーケンサーの出力ピッチ値のシフト
単位はセミトーンなので+-12で1オクターブ上下です。
全体の音程をコントロールする事が出来ます。
もしMIDIエフェクトで「Scaler」を使っている場合はMIDIエフェクトが優先されます。
もしスケールを設定している場合、スケールの音階でしか音程は変わりません。
もし半音単位で全体変えたい場合はMIDIエフェクトの「Tranceposer」を「Scaler」の後に動かせば良いだけです。
④Start: シーケンサーのスタートステップを設定
シーケンスのスタート位置を設定出来ます。
一拍分だけ再生さえたい時なんかに使うかと思います。
シーケンスの位置については<>でずらす事が出来ます。
このパラメータもAcidシーケンサーと変わりませんので同じ動画を使い回してます。
⑤Size: シーケンサーの開始ステップポイントからの長さを設定します。
シーケンサーの長さを設定出来ます。
「Size」をLFOでモジュレートすると少しランダムとは違ったパターンを作る事も出来ます。
このパラメータもAcidシーケンサーと変わりませんので同じ動画を使い回してます。
⑥Velo: 出力ベロシティレベル
ベロシティに対応している音源で出力する際のベロシティを調整出来ます。
SerumやVitalでのベロシティ設定の記事も書いていますので、判らんという方は是非読んでみて下さい。
「M5816 Seq」では「Global」(全体)と「Step」(ステップ単位)を選択可能です。
「Step」を選択すると下図のように各ステップで値を設定出来るようになります。
⑦Gate: ゲートタイムファクター 0~100
ベロシティ同様「M5816 Seq」では「Global」(全体)と「Step」(ステップ単位)を選択可能です。
「Step」を選択すると下図のように各ステップで値を設定出来るようになります。
こんな感じのことが出来ます。
それぞれ「Global」と「Step」の順番で切り替えて鳴らしました。
このパラメータだけでも結構雰囲気が変わります。
⑧Reset: シーケンサーのリセットカウントを設定します。このカウントの後、シーケンサーは最初のステップから再開します。
これは説明のままです。
最大は1024で、ステップ数です。
このパラメータもAcidシーケンサーと変わりませんので同じ動画を使い回してます。
②Main Panel Parameters
①ステップ値のシフト
ステップを左右に動かす事が出来ます。
ランダマイズした際の開始位置を調整すると言った使い方が出来ます。
②ステップ値のランダム化
「All」のサイコロアイコンをクリックすると下図赤枠のサイコロアイコンがあるパラメータをまとめてランダマイズする事が出来ます。
鍵アイコンが有効(ロックされている)パラメータはランダマイズされません。
ある程度良い感じのパターンが出来たら変えたくないパラメータをロックしてランダマイズする事でレパートリーを作り出す事が出来ます。
③ステップピッチ(13半音)
このパラメータもAcidシーケンサーと変わりませんので同じ動画を使い回してます。
ステップのピッチを決定します。
MIDIエフェクトの「Scaler」を使っている場合は、「Scaler」の設定がステップピッチに影響します。
「Scaler」を使うとスケールの音に強制的に変更されます。
またルートノートを変更する事も出来ます。
④ステップオクターブ±2オクターブ
オクターブを+-2変更出来ます。
⑤ステップカウント
「M5816」の特長的なパラメータです。
ステップの分割数、リピート数を設定出来ます。
イメージとしては分割は16分を32分、64分、三連符にする事が出来ます。
分割したステップの内どれを鳴らす鳴らさないと言った設定も出来ます。
鳴らしたくないステップは電源アイコンをクリックするとOn/Offが出来ます。
電源アイコンの下のアイコンをクリックするとステップを繋げる事が出来ます。
リピートは16分を2回、3回、4回鳴らす事が出来ます。
リピートは結果的にはステップ数が増加します。
以下の例では倍のステップ数(32ステップ)にして見ました。
⑥ステップスラー
TB-303的に言うとグライドです。
OnとOffを動画にしました。
判り易くベース系の音色にしてみました。
(音源は全てVitalです)
⑦ステップスキップ
Skipは当該Stepがスキップされます。
「Skip」は当該ステップを飛ばすので、シーケンスのトータルのステップ数が減ります。
ステップのリピートと組み合わせるとステップ数の辻褄合わせは出来ます。
(それが正しい使い方とは思いませんが・・・)
⑧ステップ オン/オフ
このパラメータもAcidシーケンサーと変わりませんので同じ動画を使い回してます。
対象のステップの鳴る/鳴らないを設定出来ます。
リズムが決まっている場合は最初に設定してからロックして、他のパラメータをランダマイズすると言った使い方も出来ます。
⑨ステッププロバビリティ
このパラメータはリアルタイムでステップのオン/オフが確率で決まります。
他のパラメータと違い確率なので毎回再生する毎に変わります。
多く使うと不自然になってしまうので、キーとなる音以外で使ってバリエーションを作ると良いかと思います。
使い方の1つとしてスラーの後で確率を下げるとあまり不自然に鳴らず、伸びる音になるので良いかなぁと思いました。
⑩ステップロック
各ステップ毎にランダマイズの影響を受けない様にロックする事が出来ます。
拍の頭等キーポイントはロックして他はランダマイズする事である程度狙ったランダマイズをする事が出来ます。
まとめ
どのシーケンサーも素晴らしいですね。
それぞれ独特の特長があってそれでしか出ない音があります。
基本モジュラーのシーケンサーがモデルとなっているので、モジュラーが好きな方にお勧めですね。
かなりコストパフォーマンスが良いと思います。
コメント
お久しぶりです。
>あと毎日見てくれている方へちょっとしたネタを書いているようのものなので。
相変わらず毎日見てますがコメントできてなくてすみません。
実は以前から指に関節痛が現れ始め、現在腰痛を中心とした関節痛が出ていまして、タイピングが難しい状況でした。
臨床症状的には強直性脊椎炎の疑いありという状況なのですが、血液検査に全く異常が現れないので現在先生と模索中です。
症状が改善したらまたコメントできるようになると思いますが、上記の理由で今後もしばらくはコメントできなそうです。
毎日の更新いつもありがとうございます!
お久ぶりです。
最近コメントが無かったのでどうされているのかと心配していました。
タイピングが苦痛の所、態々お知らせ頂きありがとございます。
体は資本ですからご自愛くださいませ。
原因がはっきりしない疾患は非常にモヤモヤしてストレスだと思います。
数年前ですが、私も結構長い間、内蔵の不調で色々検査をして部位を突き止めました。
治るものでは無いので、一生付き合う必要があるのですが、何が悪いのか判らずモヤモヤしているよりは良かったです。
健康診断に始りエコー、胃カメラ、大腸内視鏡、MRI、CT、等々やっても全然判らず苦労しました。
(特に問題なしと判断されました)
自分であたりを付けて専門の医者を探して検査を受けに行ったら病気が判明したと言う感じです。
また回復しましたら、是非コメント頂けると嬉しいです。