FLStudioの使い方 ボリュームでサイドチェイン効果を得る方法2
Chillout with Beats 管理人の yosi です。
前回の記事はこちらです。
オートメーションでサイドチェイン効果を得る場合、デメリットとしてKickの位置を修正する時に一緒に変更する必要があります。
これを解決する方法は2つありますが、両方共MIDI(ピアノロール)からKickをトリガーする必要があります。
2.Kickのトリガー情報を「Fruity Envelope Controller」に送りサイドチェイン効果を得る
今回は1つ目の方法を解説します。
レイヤーを使ってKickとオートメーションをトリガーしてサイドチェイン効果を得る
まず、前回作ったサイドチェイン効果が得られる状態からスタートします。
もし判らない場合は前回の記事を読んでみて下さい。
サイドチェインを掛ける対象は音が持続するPad系の音なら何でもOKです。
以下の様な感じです。
このままだとオートメーションとKick両方のクリップが必要で、Kickを修正する度にオートメーションもコピペする必要があります。
そこで、FLStudioの機能であるレイヤーを使って二つをまとめます。
理由は判りませんが、Pluguinで検索を掛けても出てきません。
Tree表示だと「Misc」の中に「Layer」が存在しますので追加します。
「Layer」は何かと言うと、要は階層です。配下のVSTi等に「Layer」が受け取ったMIDIをそのまま送ります。キーボードスプリット等も出来ます。
配下の指定方法は「Layer」をアクティブにしている状態からKickとオートメーションを選択して「Set children」をクリックします。
これでレイヤー化されました。
ではArrangementビューのKickとオートメーションをMuteします。
新たに「Layer」にKickを打ち込みます。
Arrangementビューに新しく打ち込んだKickを配置します。
判り辛いと思いますので、動画を用意しました。
オートメーションは実はMIDIノートでトリガーが可能なんです。
これでMIDIノートでオートメーションのトリガーとKickのトリガーが一つにまとまってすっきりしました。
FLStudioの使い方 ボリュームでサイドチェイン効果を得る方法2まとめ
如何でしょうか。
この方法を毎回用意するのは面倒なのでテンプレートとして一つ作っておくと便利です。
次回は「Kickのトリガー情報を「Fruity Envelope Controller」に送りサイドチェイン効果を得る」をご紹介します。
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