FL Studioの使い方 ルートノートを変える方法
概要
FL Studioはルートノートが一般的なDAW等より2オクターブ高いです。
一般的にはC3がルートノートですが、FL StudioはC5がルートノートです。
以前Imagelineの掲示板で開発者の方が、GMでルートノートに関する決まりがない為、利便性を考慮しての様な事が書かれていたと思います。
確かにC5だと中間(C0~B10)ですし、C9以上でまず使わないので下に広い方が便利です。
C3がルートだと低音で使える範囲が狭いんですね。
実際音源によっては低い番号のMIDIノートでスナップショット切り替えとかシーケンス切り替えで使ったりしますが、ベースを入力すると被るという事態が発生します。
(NIのFORMがまさにそれでマイナスに設定する事で回避可能)
とは言え、プラグインやマニュアル等に記載されているMIDIノートとずれるので使い辛いと感じる事もあります。
例えば今デモっているIRON 2はGUI上にMIDIノートの記載がありますが、FL Studioでは+2オクターブして読み替える必要があります。
こういう時はルートノートを変えればいいわけですね。
1つ注意点ですが、MIDIファイルドラッグ系はルートノートを変えるとズレるので、MIDIファイルをドラッグアンドドロップする際は一度ルートノートを戻す必要ありです。
ルートノートの変更方法
まず残念ながらルートノートを変える方法はプラグイン単位でしか出来ません。
プロジェクトで変更する事は出来ず、「Plugin Database」に登録する際に変更していても読み込み時リセットされます。
変更方法はプラグインを読み込んだら左上の歯車アイコンをクリックしスパナアイコンをクリックします。
鍵盤の「C5」が青くなっています。
この青い鍵盤がルートノートです。
この青い鍵盤を「C3」に移動すれば良い訳です。
移動するには「C3」で右クリックです。
一応動画を用意しました。
普通にクリックすると範囲の指定になります。
誤ってクリックしてしまった場合は「Reset」をクリックすればもとに戻ります。
少し脱線しますが、範囲を指定したい場合はドラッグすると範囲の指定が出来ます。
これはその範囲以外のMIDIノートを受け取っても無視します。
まとめ
ルートノートはC5の方が良いけど現実的にはC3が標準となっているが為に色々不便を被っている状況と言う感じです。
歴史のあるDAWなんかはいきなりルートノート変える事も出来ないでしょうから今後も変わらないんでしょうね。
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