小ネタ兼ニュース
B.SerranoのマルチエフェクトIOの紹介(Win32bitのみ)
ちょっと使える方が少ないレガシープラグインのご紹介です。
Win32bitのみでGUIのサイズ変更が出来ません。
ただそれでも味があって良いです。
IOには以下の6つのプラグインが同梱されています。
・Paraphonic multifilter
・Stereo Phaser
・Multi level adjuster
・Multi level Auto-Pan
・Ring Modulator
・Pitch Shifter
エンベロープでパラメータを動かす事が出来るタイプなのですが、1ナノ秒から数時間まで設定出来ます。
ただ弱点はエンベロープのスタート位置がリセットされない為、毎回違う音になります。
個人的にはPhaserが他では出ない感じの音なので好きです。
鳴らしてみました。
最近のプラグインでは得られないザラザラした音がします。
エフェクト足してベースとドラムを足してみました。
オケに馴染易くて良いです。
概要
ioは、いくつかのエフェクトのセットです。これらのエフェクトは、洗練されたGUIエンベロープによって駆動されます。デフォルトの時間値は秒です。このエンベロープは、1ナノ秒から数分、数時間まで動作させることができます。
パラフォニック・マルチフィルタ
– マルチモードフィルタリング。LP, HP, BP, ピーク
– 最大4ステージのカスケード・フィルタリング(スタック)
– 先進のGUIエンベロープ(最大32ステージ
– ループまたは1ショット
-ホストBPM同期可能
– 各セグメントに個別のカーブタイプ
– 高精度な編集が可能
ステレオフェイザー
– 4、8、12ステージ
– アドバンスドGUIエンベロープ:最大32ステージ
-ループまたは1ショット
-ホストBPM同期可能
– 各セグメントに個別のカーブタイプ
– 高精度な編集が可能
マルチレベルアジャスター
– 先進のGUIエンベロープ、最大32ステージ
– ループまたは1ショット
-ホストBPM同期可能
– 各セグメントに個別のカーブタイプ
– 高精度な編集が可能
マルチレベルオートパン
– 最大32ステージのGUIエンベロープ
– ループまたは1ショット
– ホストBPM同期可能
– 各セグメントに個別のカーブタイプ
– 高精度な編集が可能
リングモジュレーター
– 最大32ステージのエンベロープをGUIで操作可能
– ループまたは1ショット
– ホストBPMに同期可能
– 各セグメントに個別のカーブタイプ
– 高精度な編集が可能
ピッチシフター
– オクターブ単位、半音単位での編集が可能
– GUIによるエンベロープ機能(最大32ステージ
– ループ可能または1ショット
– ホストBPMに同期可能
– 各セグメントに個別のカーブタイプ
– 高精度な編集が可能
ダウンロード
ダウンロードは登録不要で出来ます。
上記リンクより遷移し、一番下の「DOWNLOAD」ボタンからダウンロード可能です。
SSL非対応なので気になる方はPluginBoutiqueさんからもダウンロード可能です。
インストール
ダウンロードしたファイルを解凍して出てくるフォルダ「IO_v1.0」を32bitのVSTフォルダに入れればOKです。
大体は以下のフォルダかと思います。
C:\Program Files (x86)\Vstplugins
C:\Program Files (x86)\Steinberg\VstPlugins
まとめ
幾つか他のPhaserを試してみたんですが、全然違う感じになります。
良くも悪くも綺麗過ぎて、IOのPhaserはオケに馴染易いと感じました。
スタインバーグさんはVST2も切り捨てようとしている時代に32bitのプラグインを使うのは暴挙とも言えるのかもしれません。
しかし新しい音だけが求められる訳では無いので、古いプラグインが使えるメリットは今後ますます高まったいくように思います。
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