第三弾です。
前回の記事はこちらからどうぞ。
設定や簡単な使い方については前回書ていますので、是非参考にしてみて下さい。
今回はシーケンス部分を解説していきます。
この記事は以下の内容でお送りします。
・シーケンサーの使い方
シーケンサーの概要
Chordjamは、シーケンスとコードの作成を現代的なアプローチで組み合わせたもので、ランダムな手順と制御可能なアルゴリズムの両方を使ってコード進行を生成する複数のオプションを提供します。
ランダムな手順と制御可能なアルゴリズムの両方を使用してコード進行を生成します。コード進行を生成してくれる「ロボットシーケンサー」と自分でコードを追加する「ユーザーシーケンサー」に分かれています。両方のシーケンサーはDAWと同期して同時に動作し、組み合わせることでユニークで複雑なコード構造や進化したプログレッションを作り出すことができます。
シーケンスの使い方
シーケンサーには「ロボットシーケンサー」と「ユーザーシーケンサー」があります。
両方一緒に使う事も可能です。
ユーザーシーケンサー
ユーザシーケンサーは自分でコードを配置していきます。
やり方は2通りあります。
1つは配置したいコードの鍵盤をクリックしてからシーケンサのステップを作成する方法です。
もう片方は先にステップを作成してから、ステップを選択してからならしたいコードの鍵盤をクリックしていく方法です。
ロボットシーケンサー
ロボットシーケンサーはコード進行を生成してくれます。
パターン部分とコード部分が別々に設定出来ます。
プリセットからパターンを選択
プリセットから選択するには右上からです。
クリックすると以下の様にプリセットが表示されます。
選んだ時に変化が見えませんが、再生しながら変える事は出来ます。
なお「RANDOM」は押す度にランダムでパターンが生成されます。
プリセットからコードを選択
次にコードです。
下図赤枠部分をクリックするとプリセットが表示されます。
右側に表示されているのがプリセットです。
要するに以下の3つの箇所がそれぞれ同じ意味を表しています。
なお鍵盤部分をクリックすれば鳴らすコードを自分で選択出来ます。
進行モード
シーケンスを再生する際に「PROG」と「RAND」の2つのモードがあります。
「RAND」モード
これは下図の並び順でパターン再生されます。
並び順はドラッグで入れ替え可能で、右下をクリックするとコピーを作成出来ます。
「RAND」モード
「RAND」モードでは単純にランダムでコードが再生されます。
Infinityモード
「RAND」モードやその他ランダムを有効にしている際に、Infinityモードを有効にするとランダム生成の間隔を変更出来ます。
「1」だとループ毎に新しくランダムが生成されます。
「2」にすると2回ループするまでは同じ内容で3回目にランダム生成されます。
用途としてはかっこいと思ったフレーズをMIDI書き出しする際に有効なのかなと思います。(再生成された時点では前のMIDI情報が上書きされるため)
まとめ
ちょっと意外だったのですが、ChordjamってLo-FiとかTrapの感じ出すの超簡単だと気づきました。
別途記事書こうと思いますが、ランダム範囲を小さくしてTape系のエフェクト掛けるとこんな感じです。
Infinityモードを2にして良い感じのランダム出来たらMIDI書き出しとかするとちょっと凝った風のコードが出来てしまいます。
コメント
貴重な記事をありがとうございます。
Chordjamは出てすぐ買ったのは良いものの、シーケンサーの使い方がよくわからなくて上段しか使っていなかったです。
記事を見ながら早速遊んでみましたが、結構いろいろできて楽しいですね。
試しにランダムシーケンスの後ろにPhraseboxを入れてみたら、更に意図しない感じになって面白い結果になりました。
これはこれでアリかもしれないけど、パラメタ調整すればもう少ししっくりくる感じになるのでしょうか…自動生成系の組み合わせは難しいですね
コメントありがとうございます。
私も買った当初全然シーケンサー部分の使い方判らず放置してました。
しかし結構面白い使い方が出来るので良いですよね。
更にPhraseboxですか!面白いです。
その考えは無かったです。
早速やってみましたが、Phraseboxでモノフォニック系のプリセットを選ぶと相性が良さそうでした。
自動生成の世界は楽しいですね。