10月18日の小ネタ、セール情報等
この記事は1か月程度で削除します。
リリース情報
IK MutimediaがARC ON•EARをリリース
IK MutimediaがARC ON•EAR(299.99ユーロ>249.99ユーロ)をリリースしました。
概要
ARC ON•EAR は、IK Multimediaが開発した「ヘッドフォン専用補正システム内蔵DAC & アンプ」。
どこにいてもスタジオ並みのモニタリング環境を再現することを目的としています。
従来の補正プラグイン(例:Sonarworks、Waves NXなど)と異なり、スタンドアローン動作可能なハードウェア である点が最大の特徴です。
主な特徴
-
ヘッドフォン補正+バーチャル・モニタリング一体型デバイス
-
補正プロファイル:数百種類の主要ヘッドフォンに対応
-
搭載機能
-
補正済みのDAC & ヘッドフォンアンプ
-
最大5種類のプロファイル保存
-
スタンドアローン動作(PC不要)
-
内蔵バッテリーで最大4時間駆動
-
-
価格:通常 €299.99 → プロモーション価格 €249.99(約4.1万円前後)
主な技術仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| DAC | 32-bit ESS SABRE® コンバーター |
| アンプ | 超低歪み・高ダンピング・ファクター設計 |
| 入力端子 | USB-C(デジタル) / 3.5mm(アナログ) |
| 出力端子 | 6.3mm 標準ヘッドフォン出力 |
| バッテリー | 約4時間連続駆動 |
| 対応OS | macOS / Windows(ドライバ不要) |
| 付属 | 専用ケース、USB-Cケーブル |
| ソフトウェア | ARC ON•EARアプリ(ヘッドフォン選択・補正・プリセット管理) |
音質面での特徴
-
ニュートラルな周波数特性と自然な定位感
→ 色づけを排し、空間表現を正確に再現。 -
高度な物理モデリングによる「バーチャル・モニタリング」
→ コンボリューションではなく、リアルなコントロールルームの挙動を再現。 -
低歪みアンプ設計
→ 高出力でもTHD+Nが極めて低く、安定した再生を実現。
ソフトウェア機能
-
使用ヘッドフォンのプロファイル選択
-
トーンバランス調整(個人の好みに合わせた微調整)
-
プリセット最大5種類保存・呼び出し
-
ファームウェア更新管理
-
バーチャル・モニター切り替え(例:スタジオモニター、スマホ、テレビなど)
バーチャル・モニター環境
ARC ON•EAR は、以下のような再生環境をヘッドフォン上でシミュレート可能:
-
高級スタジオモニター
-
スマートフォン再生環境
-
スマートスピーカー
-
テレビ再生環境
アップデートによりライブラリ拡張予定。
対応ユーザー層
-
音楽プロデューサー、ミキシングエンジニア、ミュージシャン
-
外出先・夜間など「スピーカーが使えない環境」で作業する人
-
ヘッドフォンミックスの再現性を高めたい人
u-heからUhbikがリリース
u-heからUhbik(199ユーロ)がリリースです。
概要
Uhbik 2 は、ドイツの音響開発メーカー u-he による、
10種類の高品質エフェクトを収録したマルチエフェクト・バンドル。
サラウンド(最大7.1ch)にも対応し、ステレオからマルチチャンネル制作まで幅広く活躍します。
キャッチコピー: “Ten effects, endless possibilities”
(10種類のエフェクト、無限の可能性)
収録エフェクト一覧(全10種)
| カテゴリ | エフェクト名 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 空間系 | Uhbik-A (Ambience) | 4種類のリバーブ・アルゴリズム搭載(Small / Direct / Open / Natural)。早い反射+プレートリバーブを統合。Bass/Treble独立Decay調整可。 |
| ディレイ系 | Uhbik-D (Delay) | テープエコー風。5タップ(再生ヘッド)個別制御。LFOやテープフラッターによるモジュレーション搭載。 |
| フィルター/サチュレーション系 | Uhbik-F (Flanger) / Uhbik-P (Phaser) / Uhbik-R (Runciter) | Flanger/PhaserはLFO制御による立体的モジュレーション、Runciterはアナログ的ドライブを含むディストーション・フィルター。 |
| モジュレーション系 | Uhbik-T (Tremolo) | パンとボリュームをサラウンド全体でモジュレート可能。 |
| グレイン/ピッチ系 | Uhbik-G (Grainshift) | グラニュラー&ピッチシフト処理による実験的音響加工。 |
| ダイナミクス系 | Uhbik-C (Compressor) | クラシック・スタイルのコンプレッサー。アナログライクな動作。 |
| EQ/フィルター系 | Uhbik-Q (Equalizer) | パラメトリックEQ。滑らかで音楽的なカーブ。 |
| ステレオ空間系 | Uhbik-S (Stereofield) | ステレオ拡張や位相回転による空間演出。 |
新機能(Uhbik 2)
-
モジュレーション・マトリクス(8スロット)
-
MIDI、LFO、エンベロープ、Mapperなどを任意のパラメータにアサイン可能
-
ドラッグ&ドロップ操作で簡単に設定可能
-
-
スコープ(Oscilloscope)
-
音声出力やモジュレーション信号を視覚的に表示
-
最大4信号を同時に観察可能
-
-
Mapper
-
128ステップのカスタムモジュレーションテーブル。ノート、LFO、トリガーと連携可。
-
-
Envelope
-
オーディオ入力に追従する「エンベロープフォロワー」または自由形状ジェネレーター。
-
-
LFO
-
複数波形対応、Sample & Hold や Mapperとの連携も可能。
-
-
サラウンド対応
-
最大7.1ch。各チャンネルにモジュレーション・オフセットを設定可能。
-
Flanger、Phaser、Tremoloなどで「音が頭上を回る」ような空間効果を実現。
-
動作環境
| OS | 対応フォーマット | 備考 |
|---|---|---|
| macOS 10.10以降 | CLAP / AUv2 / VST3 / AAX (64bit) | Apple Silicon対応 |
| Windows 7以降 | CLAP / VST3 / AAX (64bit) | Intel Nehalem / AMD Bulldozer以降 |
| Linux(glibc 2.28以降) | CLAP / VST3(β版) | フォーラムでサポート提供 |
必要環境:
-
RAM:1GB以上(推奨:2GB以上)
-
解像度:1000×600以上
-
ストレージ:90〜140MB
-
モダンCPU(Nehalem世代以上)
バージョン情報
-
現行バージョン:2.0.0 (rev. 19684)
-
リリース日:2025年10月15日
-
価格:€199
-
デモ版:試用可能(定期的にノイズが入る制限あり)
WavesFactoryからRe-Esserがリリース
WavesFactoryからRe-Esser(99ユーロ>69ユーロ)がリリースされました。
-
製品名:Wavesfactory Re-Esser
-
カテゴリー:次世代型デエッサー(ボーカル/ダイアログ特化)
-
コア思想:シビランス(歯擦音)とトーナル(倍音・母音など)を分離し、各層を独立処理→再合成。従来の「高域だけを圧縮」する方式を超え、補正と創作の両面を拡張。
-
価格:通常 €99、30%オフ表記あり(時点不明)
-
受賞・レビュー:Production Expert “Gold award”/「長年使っていたデエッサーから乗り換えるかも」という評
主要ポイント
-
スマート検出:手動スレッショルド不要。素材に適応してシビランスを精確抽出(アーティファクト最小化を志向)。
-
分離ワークフロー:メインノブでSibilance量を一括コントロール。さらにトーナル層/シビランス層へ別個の処理を挿入可能。
-
完全ボーカルスイート化:内蔵16エフェクト(EQ、Comp、Saturation、Reverb、Delay、Convolution IR、Pitch、Lo-Fi、Limiter、Chorus/Flanger/Phaser/Tremolo/Vibrato、Enhancer=2-band Spectre、Stereo Tools 等)を各層に独立で適用・並べ替え可能。
-
グルーピング:複数インスタンスで検出を同期。トラック複製+片方をTonal solo/もう片方をSibilance soloにして、外部プラグインも自由に活用可能。
-
用途:音楽(歌の明瞭感とヌケ維持/過度なデエッシングの復元/上だけ持ち上げても刺激音が戻らない処理 等)、ポスト(リスプ化回避、刺さる“S”の自然制御、明瞭度維持)。
できること(提供文より抜粋の具体例)
-
シビランスだけ圧縮/トーンにだけリバーブ
-
トーンのピッチだけ変更(シビランスは自然保持)
-
過度にデエッシングされた録音を復元
-
トップエンドをブーストしても刺激音を再発させない
-
サチュレーションで艶出ししつつ明瞭度キープ
-
シビランスだけEQで彫刻
-
モジュレーションやアンビで夢幻的テクスチャ
操作・UI
-
セクション分割の明快UI、ワンクリック中心の挙動、ウィンドウリサイズ対応。
-
ワークフロー高速化:検出→分離→内蔵FXや外部FXで加工→合成までを少手数で。
デモ版制限
-
90秒毎にオーディオウォーターマーク(処理中のみ)
-
プリセット保存不可、セッション再現不可
レイテンシ/補償
-
レイテンシはSmoothingと使用エフェクトに依存。
-
検出区間前後に短いクロスフェードを入れて自然な遷移。
-
多くのDAWで自動補正(PDC)される想定。
対応フォーマット・環境(提供文の範囲)
-
OS:macOS 10.9以降(Intel & Apple Silicon)、Windows 7/8/10(64bit)
-
プラグイン:VST / VST3 / AU / AAX(64bit)
-
但し文面には「Apple Siliconでは現時点VST/AU、AAXはAvid側で進行中」との記述もあり。AAXの現状は要確認。
-
-
保護:シリアルのみ(iLokやオンライン認証・ドングル不要)。1ライセンスで自分名義の3台までインストール可。
無料、セール情報
PluginAllianceでセール

複数個購入で更に最大50%OFFです。
UVIでFalconエクスパンションを2つで1つ分の価格セール開催

UVIでFalconエクスパンションを2つで1つ分の価格(39ドル)のセール開催です。
なおサーベイのバウチャー20ドルが通りました。
ただ、BFも来るので今使うのが良いのか、取っておくべきかが難しい判断です。
昨日PluginBoutiqueで開始したセール
| 開始日 | 終了日 | セール情報 | 割引率 |
| 10月17日 | 11月2日 | UVI Falcon Sale | Up to 50% OFF |
| 10月17日 | 11月30日 | Wavesfactory Re-Esser Intro Sale | Up to 30% OFF |
| 10月17日 | 10月25日 | dSONIQ Halloween Sale | Up to 35% OFF |
小ネタ
第25話「硝煙弾雨 BARRAGE」|『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』です。
いや~いい話です。


コメント
yosiさん
ご無沙汰しております。NMです。
ちゃんと見に来てますよ〜。
ARC ON•EAR 、どういうものなのか気になってたんですよね。
インターフェースはマイクとかで録るときだけ使って、ミックス以降はこっちを使うって感じなんですかね。
ちょっと出先で、ミックスする・・。自分にそんなシチュエーションがあるのかと言われると、無いような気がしますが。スタジオを行き来する人は同じ環境を作れるのがいいんですかね。
まー、もうすぐBFなんで節約しないとです!
NMさん
ご無沙汰です。
コメントありがとうございます。
ARC ON•EARはヘッドフォン版のARCなので、ヘッドフォンの周波数特性を極力フラットにするという製品ですね。
あとはバーチャル・モニター切り替え機能でテレビとかスマホで鳴っている様な周波数特性にも切り替え可能です。
プラグインだとMixcheckerの様な感じです。
だからほぼ全ての人に恩恵のあるハードだと思います。
ほんとですね~
今年の祭りはどんなサプライズがあるか楽しみですね~