6月14日の小ネタ、セール情報等
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リリース情報
AudiothingからType Xがリリース
AudiothingからType X(29ドル>59ドル)がリリースされました。
Type A 又はType B所有ユーザはuser areaから19ドルで購入可能です。
概要:Type Xとは
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Type X は、1978年に登場したdbx® Model 1BXの忠実なソフトウェア・エミュレーション。
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当時のハードウェアと同様、ダイナミックレンジを拡張し、静かな音はさらに静かに、大きな音はそのままにして音の対比と表現力を強化。
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オリジナルはテープやFM放送など圧縮音源の再生改善が目的だったが、本プラグインは現代的な柔軟性を追加。
主な機能
ダイナミックレンジ・エクスパンション
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音量の小さい部分をより小さくし、大きい部分とのコントラストを高める。
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圧縮(コンプレッション)の逆の動作を行い、音に生命感とダイナミクスを与える。
サイドチェーン機能
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内部または外部の入力をサイドチェーン信号として使用可能。
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ハイパス/ローパスフィルターを装備し、トリガー対象の周波数帯域を調整可能。
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ゲインコントロールやソースモニタリング機能も備え、柔軟な設定が可能。
その他の機能
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アタック/リリースタイム調整可能
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最大16倍のオーバーサンプリング対応
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**Brightness(明るさ)とContrast(コントラスト)**の独立コントロール
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プリセットシステム+ランダマイザー
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リサイズ可能なGUI
技術仕様
対応OS・プラグイン形式
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Windows 7以降:VST2, VST3, AAX, CLAP(64bit)
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macOS 10.13以降(macOS 15対応):AU, VST2, VST3, AAX, CLAP(Universal 2 Binary 対応)
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Linux(Ubuntu 20.04以降):VST2, VST3, CLAP(64bit)
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iOS/iPadOS:AUv3およびスタンドアロン対応
最低動作環境
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CPU:2GHz以上、RAM:4GB以上(すべてのプラットフォーム共通)
体験版とライセンス
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無料デモ版あり:45秒ごとに3秒間の無音、保存不可。
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ライセンス購入によりフル機能を解放可能。
使用例と用途
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カセット・FM・アナログ録音の復元・強化に最適。
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静と動のコントラストを際立たせたいトラックに向いており、マスタリングやバス処理でも効果を発揮。
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サイドチェーンフィルターにより、ターゲット周波数に限定したエクスパンション処理が可能。
ArturiaからMix DRUMSがリリース
ArturiaからMix DRUMS(99ドル)がリリースされました。
製品概要
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Mix DRUMS は、ドラムのパンチ・存在感・知覚ラウドネスを向上させる、即戦力のプロセッサープラグイン。
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ミキシングエンジニア Emre Ramazanoglu との共同開発。
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煩雑なプラグインチェーンを排除し、単体でミックス可能なドラム処理を実現。
特徴と処理モジュール構成
1. INPUT
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Smart Peak Control により、1クリックでピークレベルを自動調整。
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入力信号を最適化してクリップ回避しながら音量感を増幅。
2. LOW(低域)
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専用のドライブ、トランジェント、EQを装備。
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土台となる低域に深みと厚みを与える。
3. MID/HIGH(中高域)
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トランジェントと色付け(キャラクター)を司る。
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ハイハットやスネアなどに明瞭さとアタック感を追加。
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歪み後のクリーン補正機能により、鮮明な中高域を復元。
4. SPACE
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テープやデジタルのディレイ/リバーブで奥行きと広がりを演出。
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トラック内でのドラムの定位感と存在感を調整。
5. EQ & NOISE
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3バンドEQ:マスター直前の調整用。
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ノイズ:ビニールノイズ、テープヒス、電子ノイズなどを前段/後段に追加可能。
6. ADVANCED CONTROLS
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クロスオーバー帯域調整、ノイズの配置、空間演出の詳細設定。
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より緻密な音作りやクリエイティブなエフェクトが可能。
トランジェント/サチュレーション系処理
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Transient Shapers:アタック・サステインを各バンドで独立制御。
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Distortion Architecture:クリーンと歪みを自在にブレンドして、温かみ・重厚感・深みを付加。
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Filter Sculpting:ドライブ前後にハイパス/ローパスフィルターを配置し、不要帯域を調整。
プリセットと操作性
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92種類の即戦力プリセットを収録(ドラムタイプ/ジャンル/強度別)。
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GUIはフェーズ整合の取れたパラレル処理で直感的に操作可能。
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リサイズ可能なインターフェースとリアルタイムコントロールを搭載。
対応DAW・システム仕様
Windows
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Windows 10以降(64bit)
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VST, AAX, Audio Unit, NKS 対応
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4コアCPU 3.4GHz以上、OpenGL 2.0対応GPU必須
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ARMプロセッサ非対応
macOS
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macOS 10.13以降/M1対応
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VST, AU, AAX, NKS 対応
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Arturia Software Center(ASC)対応で簡単インストール&管理
音作り例(プリセット)
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Buss Punch:ドラムバスに重量感を加える。
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Upfront:アタックと明瞭感を強調し、ミックス前面へ。
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Punchy Lo-Fi:ローファイなキャラと揺らぎを加える。
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Analog Drive:ブレイクビート向けの力強いドライブ。
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Chop It Short:トランジェントと残響を極端に短縮、リズム構築向け。
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Hazy Drums:テープディレイ+歪みによる夢幻的なドラム演出。
アーティストの声(一部抜粋)
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Greg Wells:「これだけでミックスが整う。他のプラグインにない何かがある」
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Alex Elena:「これ1つでドラム処理が完結。クリエイティビティがすぐ形になる」
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Jake Morelli:「レコードに必要な“魔法”と“命”を瞬時に注入してくれる」
キャンペーン情報(2025年7月1日まで)
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Arturia登録ユーザーは Mix DRUMS単体 or FX Collection 5購入で特別価格。
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FX Collection購入者はMix DRUMSを無料で入手可能。
無料、セール情報
HornetPluginsでHornet FilterSolが24時間限定で無料配布
HornetPluginsでHornet FilterSolが24時間限定で無料配布です。
製品概要
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HoRNet FilterSolo は、アナログ風味の質感と柔軟なモジュレーション機能を備えた多機能レゾナントフィルター。
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フィルタリングやモジュレーションを用いた音色加工やクリエイティブなサウンドデザインに最適。
主な機能
4種類のフィルタータイプ
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ローパス(LP)
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ハイパス(HP)
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バンドパス(BP)
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ノッチ(バンドストップ)
スロープ切り替え
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12dB/oct または 24dB/oct のスロープを選択可能。
カットオフ周波数範囲
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20Hz 〜 20kHz の広範な調整が可能。
レゾナンス調整
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滑らかで音楽的なレゾナンスカーブを備え、エッジや存在感の強調が可能。
モジュレーション機能
エンベロープフォロワー(2基)
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カットオフとレゾナンスにそれぞれ割り当て可能。
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アタック/リリースは10ms〜1秒の範囲で調整。
デュアルLFO(2基)
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複数波形に対応し、ホストテンポ同期可能。
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カットオフ/レゾナンスにそれぞれ独立して正負方向のモジュレーションが可能。
サウンドと操作性
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アナログ・エミュレーションを採用し、“ヒスノイズ”の付加も可能(任意)。
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ベースラインの彫刻、ドラムの変調、シンセの自動化など幅広い用途に対応。
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直感的なUIにより、すぐにモジュレーション操作が可能。
特別プロモーション情報(期間限定)
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通常有償のプラグインが、24時間限定で無料提供中。
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プロモーションコード:
FS100J
をチェックアウト時に入力。 -
サブスクリプション不要、完全フル機能版を無料で利用可能。
Tiagolrがreevrを無料配布開始
Tiagolrがreevrを無料配布開始です。
なんか着実にShaperBoxに入っているモジュールがそろいつつあります。
概要:REEV-Rとは
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REEV-R は、高性能なコンボリューション・リバーブにモジュレーション機能を統合した無料プラグイン。
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KlangFalterライブラリを使用し、高効率(低CPU負荷)で動作。
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ShaperBoxに着想を得た多数の機能を搭載し、リバーブを使った複雑な時間的変化を作成可能。
フィルター/ゲート系プラグインとの連携
主な機能
IR処理(インパルス応答)
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IRのストレッチ・トリム・リバース・アタック・ディケイが可能。
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IRは2つのリバーブスロット間でスムーズにクロスフェード処理。
モジュレーション
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エンベロープフォロワー:SendやReverbに対し正/負の値で動作。
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MSEG(マルチステージ・エンベロープ):プリ/ポストリバーブ両方に使用可。
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LFOまたはテンポ同期:滑らかなアタック/リリースで滑らかに制御。
パターン機能
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最大12個のパターンをMIDIノートで呼び出し可能。
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ペイントモード:カスタム波形を描画・変形・配置。
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8種類のポイントタイプ(カーブ、ホールド、階段など)選択可。
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マルチポイント編集:複数点を選択し、Alt+ドラッグで傾斜や拡大縮小可能。
トリガー機能
オーディオトリガー
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トランジェント検出による再生同期。
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「Simple」と「Drums」モードあり、サイドチェイン入力対応。
MIDIトリガー
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MIDIノートによる再生・パターン切替が可能(デフォルト:チャンネル10)。
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パターン同期:曲のビート位置と合わせて切り替え可。
シーケンサー機能
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パターン構築・ランダマイズが可能な内蔵シーケンサー。
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32種類のペイントパターンも共通ライブラリとして共有。
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ステップサイズや形状描画を簡単に操作可能。
使用上のTips
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Shift
:スライダー微調整/スナップ切替 -
マウスホイール:グリッドサイズ変更
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Alt+クリック
:新規ポイント挿入 -
右クリック
:ポイントの種類変更やリバーブテールのクリア
対応OS・フォーマット
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Windows, macOS, Linux 対応
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VST3、LV2(Windows/Linux/macOS)、AU(macOS)
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CLAP対応は今後予定
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macOS版は未署名:Quarantine解除コマンドで手動対応が必要
インストールとIRファイルについて
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デフォルトIR以外の**外部IRファイル(.wav形式)**が必要。
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推奨ダウンロード先(一部リンク切れの可能性あり):
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Bricasti M7
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Voxengo
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Reaper Stash
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Open Air
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FL Studio付属IR(.wav変換が必要)
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製作者からの謝辞と参考元
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KlangFalterライブラリ開発者への謝辞
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ShaperBoxの機能設計を参考にし、多くの類似機能を再実装(意図的ではないが結果的に近い構造)
昨日PluginBoutiqueで開始したセール
セール開始日 | セール終了日 | セール情報 | 割引率 |
6月13日 | 6月30日 | Audible Genius Summer Sale | UP TO 40% |
6月13日 | 6月22日 | Softube Heartbeat Sale (Exclusive) | 75% OFF |
6月12日 | 6月30日 | Baby Audio June Sale | UP TO 70% |
6月13日 | 6月30日 | Avid Summer Sale | UP TO 20% |
6月13日 | 7月13日 | Loot Audio Summer Sale | UP TO 62% |
6月13日 | 6月20日 | PSP EMT 2445 $29 Flash Sale | 80% OFF |
6月13日 | 7月31日 | AudioThing Type X Intro Sale | 50% OFF |
小ネタ
今日の小ネタはSage Audioさんの動画で今までの動画で誤りがあった動画についての訂正動画です。
はじめに:過去動画の訂正について
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チャンネルの過去動画には誤りも含まれていた。
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本動画では主な誤情報の訂正と正しい解説を行う。
レイテンシーとプリリンギングの因果関係の誤認
誤りの内容
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レイテンシーがプリリンギング歪みを引き起こすと誤解していた。
正しい情報
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プリリンギングの原因はリニアフェーズフィルター。
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レイテンシーはリニアフェーズ処理の副産物に過ぎない。
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リニアフェーズEQ、オーバーサンプリング、コンボリューションリバーブなどが該当。
リバーブのBPM同期に関する誤解
誤りの内容
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リバーブはディレイと同様にBPMに完璧に合わせられると紹介。
正しい情報
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プリディレイは数式で設定できるが、ディケイはアルゴリズムごとに違いが出る。
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同じ設定でも異なるリバーブで体感的な長さが変わるため、耳で確認し微調整すべき。
コンプレッサーのアタックタイムと歪みの関係
誤りの内容
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最短アタックが最大の歪みを生むと解説。
正しい情報
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20~30msのアタックタイムが最も歪みを付加しやすく、トランジェントも残せる。
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パンチのあるサウンドにはこのタイミングが最適。
低域のサイドカット設定の誤り
誤りの内容
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サイド成分のハイパスフィルターを130Hzで設定すべきと説明。
正しい情報
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130Hzは過剰なカット。多くのケースでは60Hzあたりから調整するのが現実的。
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クラシックやジャズでは不要な処理であることもある。
マスタリング時のラウドネス基準に関する誤解
誤りの内容
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-14 LUFSでマスタリングすべきと推奨。
正しい情報
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ノーマライズは存在するが、-10〜-8 LUFS程度でマスタリングすることでより良い質感を得られることが多い。
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楽曲ジャンルや意図により適切なLUFSは異なる。
ディザリングの不要説の訂正
誤りの内容
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ディザは単なるノイズで、音質に悪影響を及ぼすと説明。
正しい情報
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ディザは量子化歪みを目立たなくするために有効。
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エクスポート時にビット深度を下げる場合は必ず使うべき処理。
結論と呼びかけ
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誤情報が含まれていたことを率直に認め、訂正する姿勢を持つことの重要性を強調。
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視聴者からのフィードバックも歓迎。
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アナログマスタリングを提供する自社サービスの紹介も含めて終了。
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