6月6日の小ネタ、セール情報等
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リリース情報
SunoがバージョンアップでSTEM出力に対応
v4.5でかなりクオリティがあがりましたが、SUNOがリリースされてからまだ2年経っていないんですよね。
それでここまで出来るようになった事を考えると1年後、2年後、DAWとかプラグインがどんな存在になっているのか非常に気になるところです。
無くなっているという事はまずないと思うのですが、DAWで曲を作るという事自体がとてもニッチな手段になっている可能性を感じます。(一部のDAWは撤退なんてこともあり得るのかなと)
新しい機能は有料サブスクで利用可能です。
サブスクはPro Planが10ドル/月か96ドル/年、Premier Planが30ドル/月か288ドル/年があります。
以下動画のまとめです。
ステム分離機能の強化
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最大12ステムの分離に対応(例:リードボーカル、バッキング、ドラム、ベース、ギター、ピアノ、シンセ、ストリングス、効果音など)
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Logic Proのステム分離より高品質とされる
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アーティファクトが少なく、ドラムやベースもクリアに抽出可能
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「全ステム分離」は50クレジット必要(ボーカル+インストのみも選択可)
新ソングエディターの搭載
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セクションごとの構造表示(Verse、Chorus、Bridgeなど)
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ドラッグ&ドロップで自由に構成を変更可能
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セクションごとに歌詞やスタイルの再生成が可能(1回10クレジット)
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編集UIはDAWのタイムライン風で直感的操作が可能
音質と操作性のレビュー
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ボーカルやドラムの音質が非常にクリーン
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ジャンルを問わず安定した分離精度(例:ポップ、メタル、モータウン系)
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バッキングやパーカッション、シンセのステムも十分使用可能なクオリティ
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ベースは曲によってばらつきあり
その他の注目機能
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スタイルインフルエンス(楽曲の個性)とウィアードネス(実験的要素)を調整可能
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Version 1と2で異なる分離結果を比較可能
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各ステムはソロ・ミュート再生でき、即時確認可能
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ステムはMP3またはWAVで一括ダウンロード可能
今後への期待
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MIDI出力が実装されれば、事実上のAI搭載DAWになりうると評価
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ユーザーからの要望が次々と反映される進化スピードに驚きあり
AASからLounge Lizard EP‑5がリリース
AASからLounge Lizard EP‑5(199ドル>149ドル)がリリースされました。
旧バージョンからのアプグレは49ドルで、SessionユーザはPACKSが1つ付いて119ドルです。
(Sessionユーザは単体はなく、アプグレとPACKSが1つ付属してこの価格です)
Lounge Lizard EP-5 の新機能
Lounge Lizard EP-5 にアップグレードすることで得られる主な機能
デュアルエンジン精度
完全に再設計された物理モデリングコアは、ティンベースとリードベースのピアノ用に専用のモデルを搭載し、比類ない現実感、温かみ、表現力を実現します。
強化されたブラウジング体験
改善されたブラウザと新しい検索エンジンにより、Lounge Lizard ライブラリのナビゲーションがこれまで以上に迅速で直感的に行えます
本物らしさを追求
完全に新しくなったLounge Lizard EP-5のファクトリーライブラリには、150種類を超える新しいピアノサウンドが追加され、より深い表現力、豊かな音色、そして比類ない本物らしさを実現しています。
現実感を追求した再設計
再設計されたデュアルピアノインターフェースは、シンプルで直感的な操作が可能なクリーンなビューと、詳細な調整が可能なアドバンストビューを両立させ、より現実的で没入感のある体験を提供します。
無料、セール情報
4drX pluginsがStereoMixerを無料配布開始
4drX pluginsがStereoMixerを無料配布開始です。
StereoMixerは、タッチ操作に対応したゲインスライダーを搭載したワンクリック操作のステレオ再パンニングプラグインです。トラックの左チャンネルと右チャンネルを素早くモニタリングしたり、ステレオクリップをフラットにしたり、両チャンネルを差し引いてコンポーネント(例:ベース、ドラム)をキャンセルするのに使用できます。
- ステレオトラックの左または右チャンネルを、ステレオ(L)とステレオ(R)モードでワンクリックでソロにできます。パンニング設定を変更せずに、バックトラックのどちらかのチャンネルの楽器に焦点を当てることができます(お気づきかもしれませんが、私たちはAebersoldのファンです 😉)。
- ステレオ信号を2つのモノラルスピーカーでモニタリングするため、左右のチャンネル(L+Rモード)を1クリックでミックスできます:ライブパフォーマンスを片耳のイヤホンでモニタリングし、ビートを逃さずに楽しめます 🎶。
- 大きなLとRのカラーピークメーターでオーディオのクリッピングを監視できます。
- ±48dBの独立したLとRゲインスライダーを使用し、オーディオを最大11までブーストできます(プリアンプの使用を推奨しますが、仕方ないですね…)。
- ステレオトラックをモノラルに変換するには、チャンネルの1つまたはそのミックスを選択します。
- 「INV」ボタンで両チャンネルを差し引き、センターにパンされたモノラルパート(例:ベース、ドラム)をキャンセルできます。
- タッチスクリーンで±1dBボタンをタップして、ゲインを精密に調整できます。
昨日PluginBoutiqueで開始したセール
FabFilterさんのセールが始まっています。
30%OFFと悪くない値引き率です。
セール開始日 | セール終了日 | セール情報 | 割引率 |
6月5日 | 6月11日 | Soundtoys Decapitator IMSTA FESTA Sale (Exclusive) | 75% OFF |
6月5日 | 6月11日 | Soundtoys June Flash Sale | UP TO 73% |
6月5日 | 7月31日 | Bitwig Summer Sale | UP TO 26% |
6月5日 | 6月26日 | UJAM UFX Sale | UP TO 51% |
6月5日 | 6月26日 | UJAM Usynth Sale | UP TO 34% |
6月5日 | 6月26日 | UJAM SUBCRAFT Sale | 63% OFF |
6月5日 | 6月26日 | The Tone Foundry June Sale (Exclusive) | UP TO 90% |
6月5日 | 6月30日 | Plugin Boutique $29 & $49 Make Music Month Bundles Sale (Exclusive) | UP TO 92% |
6月5日 | 8月3日 | UJAM Beatmaker 3 Intro Sale | UP TO 37% |
6月4日 | 8月28日 | Lindell Audio EQ825 Intro Sale | 53% OFF |
小ネタ
ボーカル用のプラグインNoise WorksのDynasist(24,492円)に関する動画のまとめです。
プラグイン概要
革新的な設計思想
Noise Worksの「Dynasist」は、無限ルックアヘッドのゲインライダー機能を搭載した、ボーカル編集に特化したプラグイン。従来の「見た目だけ良い」ビンテージ系プラグインとは異なり、本質的な機能と効率性に重点を置いた設計。
ARA対応による事前処理
Melodyneでも使われているARA(Audio Random Access)技術を採用。これにより、DAW上のオーディオ全体を先読みし、ゼロレイテンシーかつ高精度な処理を可能にする。
主な機能と特徴
ゲインライディング(自動音量調整)
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**ターゲットラウドネス(LUFS)**を指定し、音量を自動調整。
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例えば「-20 LUFSに合わせたい」といった明確な基準で統一できる。
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圧縮ではなく、音量のオートメーションに近い自然な制御。
ビジュアルオートメーション編集
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オートメーションのラインが表示され、直感的に編集可能。
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点をクリック&ドラッグして、手動で音量変化を修正できる。
スピード/スムースネス調整
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自動調整の速度(コンプレッサー的な挙動)を設定可能。
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スムースネス機能により、音量変化をより滑らかに制御。
AIを活用した処理機能
AIボーカルゲート
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通常のゲートは音量ベースだが、本機はAIによる音源識別で精度向上。
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小さなフレーズやブレスを誤ってカットしない自然なゲート処理。
ブレスコントロール
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ブレス(息継ぎ)を自動検出し、量を減衰または除去可能。
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相対スレッショルドの設定で、自然なバランスで整える。
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手作業での編集時間を大幅に短縮できる。
シビランス抑制(De-Esser)
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S音を検出して抑制するが、スペクトル処理は未対応(現時点では全帯域に作用)。
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相対処理も可能で、強いシビランスを優先的に抑える。
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将来的には4〜7kHz帯だけに作用するような改良が望まれている。
制限点と改善要望
自動オートメーションのDAW連携制限
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現時点ではDAWのボリュームフェーダーへ直接書き出すことができない。
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VST仕様上の制限であり、業界全体での規格変更が必要。
操作視認性の向上要望
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処理状況(ゲート開閉やシビランス検出など)を色分け表示してほしいという要望あり。
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パラメータ調整時の視認性向上にもつながる。
購入・トライアル情報
無料トライアルあり
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14日間の無料体験版が提供されている。
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メール登録が必要だが、購読解除も可能。
購入の価値
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ボーカル編集作業に携わる人には非常に高い価値あり。
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制作者はライセンス提供を受けたが、「提供がなくても即購入していた」と評価。
今後への期待と結論
業界へのインパクト
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ARAとAIを組み合わせたこのプラグインは、次世代の音声編集の方向性を示す一例。
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今後のアップデート(特にVer.2)や、類似プラグインの進化にも期待が持てる。
総評
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見た目ではなく「中身」で勝負する、現代的で実用的なプラグイン。
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ボーカル処理に多くの時間を費やしている人には、試す価値が非常に高い。
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