1月10日の小ネタ、セール情報等
この記事は1か月程度で削除します。
久しぶりに小ネタを用意しました。
結構面白いので是非読んでみて下さい。
Sage Audioさん曰くマスタリングでリミッターを使うなだそうです。
リリース情報
Analog ObsessionからPOORTECをリリース
Analog Obsessionから無料でも使えるEQプラグインPOORTECがリリースされました。
単なるP*LT*Cではありません!
SRPPゲインステージとインダクターを使用しないシンプルなPLTC設計。
パッシブEQ後の信号を増幅するためにフェアチャイルドスタイルの古いラインアンプを使用しています。
特徴
– LOW FREQUENCY: よく知られたPLTCのローエンドのトリックに周波数を追加。
– HIGH FREQUENCY:シェルフ型ハイブーストと同一周波数でのカット。オリジナルのベル・シェイプを得るのは難しいが、不可能ではない!
– TP:ゲイン・ステージ回路のトリンポット。実際には、セット・アンド・ゲット・コンポーネントなので、外部からコントロールすることはできません。しかし、ゲインブースト(20dB)を調整し、ユニティーレベルに設定した後でも、TPを使ってゲインステージをより熱くドライブさせることができます。トランジェントが強化されたユニークなサウンドが得られます!
無料、セール情報
Gospel MusiciansのBlueBeast – Yamaha EX5 Virtual Libraryがセール
APDさんでGospel MusiciansさんのBlueBeast(149ドル>49ドル)が格安セールです。
当時ヤマハの技術全部入り?のEX5をサンプリングした音源です。
EX5にはPCM音源、AN音源(バーチャルアナログ音源)、FDSP音源、VL音源(物理モデル音源)を搭載していました。
良い音してますね~当時ラック版も出て憧れましたが、定価が248,000円と結構なお値段で全く手が出ませんでした。
これは魅力的なセールですね。
GlitchedTonesでLIMITED STORE EXCLUSIVE | Ultimate Experimental Producer Bundleがセール
GlitchedTonesさんでUltimate Experimental Producer Bundleが1573円です。
ループ等では無く、サウンドエフェクト用って感じです。
昨日PluginBoutiqueで開始したセール
セール開始日 | セール終了日 | セール情報 | 割引率 |
1月9日 | 1月15日 | Output Holiday Sale Extension (Exclusive) | UP TO 50% |
1月8日 | 2月3日 | UJAM Crossgrade Sale | UP TO 41% |
小ネタ
コメントで面白かったのが、いつもマスターにリミッターを入れると言っている人がいました。
その人はリミッターを入れる理由に
「僕が作る音は300dBまで跳ね上がることがあり、耳が破裂するのが嫌だからだ。」
だそうです。
300dBってどんな音楽作っているんでしょうね笑
リミッターの役割と課題
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リミッターの利用状況
- 過去20年間、リミッターはマスタリングやミキシングで広く使用されてきた。
- 「ラウドネス戦争」に大きく関与し、リスナーのダイナミクスに対する期待を変化させた。
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リミッターの仕組み
- 現代のリミッターは「ルックアヘッド」機能を利用し、ピーク信号を事前に測定して減衰を行う。
- この機能により、ハーモニックディストーションは抑えられるが、トランジェント(瞬間的な音のピーク)の明瞭さが損なわれる。
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課題
- トランジェントの鮮明さが低下し、音のディテールがぼやける。
- 音量を上げることが主目的なら、より良い代替手法が存在する。
リミッターの代替手法
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パラレルコンプレッション
- 仕組み
- 圧縮後の信号と元の信号をブレンドして出力。
- ピークの減衰を最小限に抑えつつ、静かな部分を増幅できる。
- 利点
- トランジェントの保持。
- アタックタイムやリリースタイムを調整可能で、自然な音を維持。
- 具体例
- 「Pro-C2」プラグインを使用することで柔軟な制御が可能。
- 仕組み
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マキシマイザー
- 仕組み
- 静かな部分を増幅しつつ、ピークは徐々に抑制。
- ブリックウォール機能を使用せず、波形の変形を最小限に。
- 推奨プラグイン
- Oxford Inflator
- 波形のソフトな変形により、ディテールを増幅。
- PSP Vintage Warmer 2
- ニーコントロールで静かな部分を細かく増幅。
- ドライシグナルを混ぜることでトランジェントの明瞭さを保持。
- Oxford Inflator
- 仕組み
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ダイナミックプロセッサ(例:Saturn 2)
- 仕組み
- 周波数帯ごとに個別処理が可能。
- ダイナミクスダイヤルでピーク減衰なしに静かな部分を増幅。
- 利点
- オーバーサンプリングやリニアフェーズ処理により、歪みを抑制。
- 仕組み
まとめ
- リミッターを使わなくても同等の音量感やディテールを実現可能。
- 代替手法の利点
- トランジェントの鮮明さを保持。
- ハーモニックディストーションを最小限に。
- 音のダイナミクスやニュアンスを維持。
- 複数のプロセッサやプラグインを組み合わせることで、より良い結果を得られる。
これにより、リミッターを避けつつ高品質なマスタリングを行う新しいアプローチが可能となる。
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